2009/11/20

未来の種



本の題はセンセーショーナルですが、中身は、これからの近未来を洞察する内容です
二酸化炭素排出権ビジネスは、今後拡大することがあっても、縮小することはありません

世界の流れがどこに向かっているのか、腑に落ちると思います

次のバブルのネタは、低炭素で決まりでしょう



ハイブリットカーでは日本に勝てないのが明白であるので、世界は一気に電気自動車に向かいます
当面のキーテクノロジーは、リチウム電池です

資源として、リチウムが絶対に必要なのですが、実は、リチウムは海水に含まれていて、日本では、実際取り出すことに成功しています
これから益々、世界的な開発競争が激化するでしょう


つまり、石油はなくなるのです


新日本石油が薄膜シリコン太陽電池を事業化したり、東燃ゼネラル(エクソンモービル)が東レと合弁でリチウム電池事業に乗り出したり、石油会社は次世代に布石を打ちつつあります
東燃ゼネラルのようなメジャーがリチウム事業に参入するのは、石油が本当になくなるということと、エネルギーの今後の動向を示唆しています


バイオマス、メタンハイドレートなどの代替エネルギーや、省エネ技術が話題になることも多くなると思います
しかし、石油化学文明の次の世界を支えるエネルギーの主流は「電気」ということになりそうです
太陽電池、風力発電、波力発電、地熱発電、そして、原子力発電は、拡大の一途でしょう


製造業は、人件費が絶対的に安い新興国には勝てません 
かといって、金融立国の経済モデルは破綻しました


日本にとって良い一面を考えれば、エネルギー自給のできないハンデがなくなることでしょうか
丁寧な作り込み、血の通ったサービス、細かな気配り、など、日本的なアプローチが益々重要になってきます

電気エネルギーを中心とした高度に人間的な社会、ということですかねぇ
そこに、日本の活路を見いだすしかない、ということですね


第12回御霊屋コンサート

  毎年文化の日に十夜会(大治3年(1128))から続く、念仏法要が勤修されます 法要の後に、ささやかな奉納コンサートを行ってきました 今年でもう12回目です 1128年というと、法然さんや親鸞さんがお生まれになる前です 念仏そのものは、慈覚大師が五台山から招来したものですから、...