2012/07/21

中世瓦の保存


今回の国宝修理で屋根から降ろされた中世の瓦です

打音検査で、今後使用できないことが確認されましたが、鎌倉時代の瓦は、その存在自体が貴重なため、保存されることになりました
検査して使用できるものは、今回の修理で、また屋根に葺かれました

これらの瓦は、年代的には、650~700年前の瓦です
国宝の本堂、多宝塔、大門と使いまわされていた形跡もあり、また、多宝塔の建立年代(1357)よりも古い多宝塔用の瓦と思われる物もあり、現在も詳細は調査中です
調査結果は、国宝修理報告書に掲載されます

この写真では、上の段にいくほど貴重な瓦です
年代の指標になる瓦が一そろいあります










本堂の災害復旧工事着手いたしました

 令和5年6月2日の集中豪雨で土砂崩れがあって、修復工事を続けていますが、本堂部分の復旧工事に着手いたしました 第一期 流木と崩落した斜面に残された立木の撤去 直径40㎝位の、流木と崩壊した斜面の立木を40本程撤去した 第二期 崩落した本堂裏斜面の修復と法面工事 崩れ落ちた土砂を...