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2月, 2018の投稿を表示しています

お堂の前で拝む時のコツ パンフレット

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お堂の前で拝む時のコツのパンフレットを作りました 参拝された方に無料で配布するため、パンフレットを新たに作り、拝観受付に置いておくことにしました 予想外に、好評です お堂の前で拝むと時のコツA4パンフレット こちらから原稿のファイルがダウンロードできます 内容は、このホームページで書かれていることといっしょです お寺とか神社にお参りに行って、お堂の前で拝む時のコツです 先ず   微笑んで    自分を信じて 最高の自分になると決意してください   (リラックスして、呼吸に意識を集中します) 次に そのお堂の、本尊様の名前を呼んでください  南無観世音菩薩、とか  南無釈迦牟尼仏、とか  南無東照大権現、とか 次に 息を吸います 「だいじょうぶ」 あなたを守る力が体に入ってきます (ありったけのイメージで思ってください) 次に 息を吐きます 「うまくいくよ」 その力を、あなたの好きな人に分けてあげましょう (ありったけのイメーで)                     1,2分続けてみてください できればもう少し長く あなたを守る力が、だんだん強く大きくなってきます 疲れたらやめて、あなたを守る力に感謝します お堂の前で拝む 時 のコツ 1 微笑む 2 本尊様の名前を呼ぶ 3 息を吸う  あなたを守る 力が体に入る と思う 4 息を吐く その力を分けてあげる と思う それを繰り返します

色即是空 なぜ色が先か

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隅寺心経 奈良時代 長保寺蔵 般若心経の話です ほとんどの人にとって、あまり関心のないことかもしれませんが、実は重要です 般若心経の有名な一節に「色即是空、空即是色」という部分があるのですが 図式で表すとこうなります 我々は外界を感覚器官で感じて、それを脳内に再構築することで認識しています この時、自分勝手な解釈とか、思い込みや誤解で、認識に歪みが生じ、それが諸々の不幸の根本原因になっていきます 感じるのをやめてしまえば、「空」だけが残りそうなのですが、生きている限り、感じることは停止しません では、極端な話、死んでしまえば「色」が消えて「空」だけになるかというと、我々の生存そのものが「空」の一部分なのですから、「歪んだ認識」が「空」に刻み付けられたままになります なかなか、 「厄介な問題」 です さて、般若心経では「色即是空、空即是色」と順逆説く時に、「色」を先に説いています ここに、実は、般若心経なりの、この 「厄介な問題」 の解決策が示されているのです 般若心経の冒頭に 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 観自在菩薩が、深く般若波羅蜜(向こう岸に至る智慧)を行じたまいし時に 度一切苦厄 一切の苦(苦痛)と厄(災害や事故)を度(解決)したまいき とまあ、書かれているのですが、今風に言えば 我々(菩薩)が、なにものにもとらわれず自由に(自在) 深い知恵で(深般若波羅蜜 ) 観察(観)すると(行)諸々の問題を解決できる( 度一切苦厄) ということで、ありったけの智恵と知識で、物事を固定観念や思い込みから離れて深く観察することで、問題を解決することができる、と説いているのです 般若心経にしたがって解釈すれば、それは 照見五蘊皆空 「五蘊(色蘊・物質、受・感受作用、想・表象作用、行・意志作用、識・認識作用)は皆、空なりと照らし見ることで解決する」と説かれているわけで なにごとも、因縁果報の連続であり、原因があって、縁があって、結果となって、それがまた原因となってと繋がっていくということを深く認識すれば、問題が解決に導かれると考えているわけです 般若心経の立場としては、 先入観や固定観念にとらわれずに因果を深く観察することが、「色」の歪みを正す方法 であって、問題解決にとって重

那智節分 朝勤行

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もう30年以上、那智山青岸渡寺の節分の手伝いに行かせてもらっています 那智では朝の勤行は毎日5時からあります 節分のような大きな行事のある日も、5時から勤行をして、行事の準備をして、それから朝食を食べ、7時には第一回目の祈祷を始めます 祈祷は1時間ごとにあって、この日は8座で800人程のご祈祷をいたしました