長期投資の勧め
投資の極意は「感謝のこころ」 いきなりなんだ、とお思いかもしれません まあ、お読みください 今、世界はアメリカ発の金融危機で、経済が大打撃をこうむっています いいとか、悪いとか、評論家のようなことを言っている場合ではありません 我々の生活を、大きく脅かしています この夏、選挙がありますが、政府は財政出動による景気刺激策を打ち出しました 財源は、消費税増税が正論でしょうけれど、てっとり早い国債増発をすることになると思います 御存じの方もいるかと思いますが、日本のGDPのうち輸出の占める割合は実は案外低く15%位のもんです 今回の世界不況の、日本への破滅的な影響は、ありません でも、金額にしたら、影響が大きいことは大きいです 世界経済が当分の間、不景気になりますから、輸出で稼いでいた分を内需拡大で穴埋めしたいところです 財政出動は当然の選択だと思います アメリカでは、金融機関やGMの救済に、ついにドル増刷に踏み切りました ドルの価値は、ゆるやかに、しかし、確実に、下がっていきます アメリカが世界経済の中心であることは、今後も変わりないでしょうが、頼り切ることはもうできません 日本の財政出動とアメリカのドル増刷で、マーケットにはお金が有り余ることになります つまり、インフレなのですが、日本の場合、もともとデフレですから深刻な問題にはなりません 長い目で見れば、有り余るドルは、発展途上国に還流し、経済を活性化するはずです しかし、その前に、商品相場、株式市場は、資金が流入して、かなり高騰するでしょう 国は、経済を刺激するのに、公共投資などの財政出動をすることになりますが、個人は、株を買うのがいいのではないかと考えています 今、日本人の貯蓄は1500兆円あります 世界一です このうち一割でも株式市場に移れば、当然、株価は上がります そうでなくても、世界中でだぶついてくる資金が行き場を求めて流入してきます 株を買っておけば、たぶん、儲かります ただ、それだけではなく、企業は潤沢な資金を得て、事業に活用できます こちらのほうが、重要です 国の財政出動は、政治がらみやら、あきれかえる無駄遣いやらが横行して、効率的ではありません バラマキと言われて、しかたのない状況です しかし、個人投資家が、これはと思う企業に、株を買うことで資金を提供すれば、企業は生き残りをかけてそれを活用しますか