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2017/03/03

長保寺 国宝 大門 平成29年3月3日



今日は暖かかったので、桜の苗木を5本植えました
毎年、少しずつ増やしています
今年は、あと5本植えます
境内が15000坪の広さなので、なかなかどこに植えたかわかりませんよ

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2013/09/07

大塚国際美術館

鳴門にある、大塚国際美術館に行ってきました

陶板で複製した原寸大の西洋絵画が、広大な美術館に、時代を追って約1000点展示されています

一周するのに3時間かかりました
館内は撮影OKです












実は、長保寺の大門の前にある案内板は、平成7年五月に、この大塚で作った陶板です



下津の戸坂で採れた青石に、はめ込まれています




2013/08/07

イタリア ピサの斜塔

ピサは城壁で囲まれています
13世紀になるまで、ジェノバやベネチアと覇権争いをしていた名残です
イタリア統一は1861年ですから、それまでは一つの国だったのですね



ピサといえば斜塔ですが、立派な洗礼堂と聖堂があります



洗礼堂 これが、微妙に傾いているんです
一帯の地盤がゆるいのです


聖堂と斜塔


この塔が、傾いていなかったら、世界的に有名になったかどうかは、わからないわけです


聖堂の内部   じつに立派なのです


見にくいですが、中央部に釣り下がっているのが、ガリレオが「振り子の等時性」を発見したと「言われている」灯篭です


聖堂正面



洗礼堂内部




「聖堂」「洗礼堂」「鐘楼」の配置





ここでも「聖堂」「洗礼堂」「鐘楼」で3点セットになっています
教会建築の3役ですね

お寺の場合は、3役といえば「本堂」「大門」「仏塔」となります
キリスト教との違いで特徴的なのは、「大門」に扉がないことですかね

長保寺 大門

キリスト教は洗礼をうけることが信仰の必要条件になりますが、仏教は門が開かれています

唯一の神を信じる立場と、諸仏諸菩薩を信じる立場の違いが、はっきりと建築様式に表現されています



ピサのジェラードの屋台
イタリアでは、どこでも、やや愛想が悪いです
東洋的な微笑みは、無いですね
 



 

2012/12/02

ほんとうの世界

山茶花

=ほんとうの世界=

見えるもの、聞こえるもの、感じるもの、すべて脳の中のイメージ
各人各様、脳内イメージは必ず別々のものになる
別々だから、完全に自由で平等

記憶、信念、知識、自分という意識、など全部、脳内イメージ
国家、社会、宗教、人種、民族、習慣、家族、などは共同幻想

脳内にイメージされる前の世界が、ほんとうの世界
脳内イメージにしがみつくのをやめれば、ほんとうの世界が見える

「心」だけが、ほんとうの世界を感じることが出来る
ほんとうの世界では、全ての「心」は繋がっている
繋がっているから、自分のしたことは自分に返ってくる

喜びを与えれば喜びが返り、苦しみを与えれば苦しみが返る
ほんとうの世界にある、苦しみに至らない道筋を「慈悲」という

「慈悲」は
喜びを与え、苦しみを除き
喜びを与えてくれるものに感謝し、苦しみを与えるものを赦す
「慈悲」だけが、全ての「心」の共通の価値

イメージを棄て、「慈悲」を感じれば
なにをすればいいかわかる「智慧」を見つける事ができる
「智慧」に導かれて「今できること」を行えば、「心」が広がっていく

ほんとうの世界には「広々とした心」の先輩が沢山いる
「広々とした心」の先輩達は、未熟な「心」に「智慧」を授け、導いてくれる

死んでも「心」は無くならない
「心」は広がり続ける
そして「心」は、ほんとうの世界そのものになる

 

2012/11/17

大門の比較

長保寺 大門 1388 国宝


奈良 喜光寺 南大門 2010新築


喜光寺の南大門は、長保寺の大門とほぼ大きさが同じなので、建てる前に長保寺に見学に来ました(テレビの「ガイアの夜明け」で紹介されました)
今回の国宝修理の施工会社は金剛組ですが、たまたま、喜光寺の施工も金剛組です
軒の張り出しを観察するとわかりますが、長保寺のほうが軒が大きく張り出しています

喜光寺の設計をしてみたら、構造上、長保寺のように軒を大きく張り出すには無理があることがわかりました
そのため喜光寺の南大門の軒は、長保寺に比べれば、張り出し方が少なめに建てられました

今回の長保寺大門の修理では、重さで垂れてきている軒先をいくぶんか持ち上げましたが、長い年月で、木そのものが曲がってきているため、完全に元通りにはなっていません
それでも、強度よりも美観を優先した意匠の長保寺の大門は、無理をしつつも600年以上、風雪に耐えているのですから、まあ、たいしたものなんでしょう

長保寺の大門には、鎌倉時代の、遠慮の無い、思い切った気風が感じられますね

 


2012/11/15

現代の技術の駆使


長保寺大門(ちょうほうじ だいもん)1388 国宝


=豆知識=
軒が大きく張り出しています
構造上は、かなりの無理がありますが、美観が優先された意匠です
600年を超える年月の間に、軒が徐々に下がってきていたのを、今回の修理では、小屋組の中に鉄骨を入れて、これ以上、下がらないよう補強しました
鎌倉時代の技術だけでは、木自体が曲がってきているので、補強ができません

鉄骨の強度については、鉄材の厚み、ボルトの位置など、複雑な構造計算がされています
現代の技術を駆使して、文化財が守られているのです

 

2012/10/31

大門に銅の網を張りました

国宝の大門に銅の網を張りました
特別に編んでもらったものです


彫刻を保護するのと、鳥避けです


写真は、かなり撮りにくなりますが、やむを得ません


 

2012/09/20

国宝大門の足元の土間舗装

大門の足元の舗装が終わりました
周辺の片付けも終わり、すっきりしました




土にセメントを混ぜて塗ったものです


塗ってから、乾かないうちに金属ブラシでこすって、土のような風合いを出しています



明日の彼岸のお参りに支障が出ないよう工事をしました


 

2012/09/05

仁王さんに金網をします



大門の仁王さん、修理後に金網をしないつもりでしたが、残念ですが、そうもいかないみたいです

今日見たら、捨て場所に困ったのだろうと思いますが、仁王さんの柵の内側に、小さな仏像が置かれていました
金属製で、奈良大仏のみやげ物です

こちらが、全く考えてもいないことをする人がいるものです

実際に、柵から手を伸ばせば、仁王さんが触れる距離でもあります
当然、鎌倉時代には金網は無かったわけですが、「より安全」にするには、金網やむなしですね
   


 




2012/08/27

2012/08/25

国宝大門 仁王

 阿形


 吽(うん)形

大門は嘉慶2(1388)建立です

仁王像はそれより古く、弘安9(1286)年です
記録から見ると、これより古い仁王像は、国宝の東大寺南大門の仁王(1208)など3組しかありません
残念ながら、長保寺の場合は、年号が像本体に墨書されているのが確認されていないので、県指定止まりになっています
墨書が見つかれば、国指定の審議が必要になると思います





長保寺木造金剛力士立像像内納入文書断簡

2012/08/17

大門と芝生 快晴です


工事の素屋根がなくなり、見慣れた風景が戻ってきました


 

2012/08/07

大門が姿を現し始めました



工事足場の撤去が進み、大門が姿を現し始めました
今週一杯で、撤去作業が完了する見込みです

ぱっと見、どこをどう直したのか、よくわかりません
文化財修理事業は、こんなもんです

(詳しい修理内容は、修理報告書でご覧いただけます)


  

2012/08/03

大門の工事足場の解体が進んでいます



シートが外され、足場の素屋根が取られました
細部の仕上げが残っていますが、屋根工事はほぼ終わっています


2012/08/02

大門の工事足場の解体が始まりました


急ピッチで足場の解体が進んでいます
お盆までには、設計管理事務所も撤去されます


2012/07/30

仏道を歩む 多神世界をどう生きるか 動画要約

多神教の世界 : 演者は、すべての人を一つの宗教に改宗させようとするのではなく、多様な宗教や無神論者が共存する多神教の世界でどのように生きるかに焦点を当てるべきです。 仏教とキリスト教 : キリスト教のような「啓示宗教」とは対照的に、仏教は個人的な実践と理解を通じて自身の苦しみを...