「真田幸村と戦国わかやま物語」でご紹介いただきました NHK大河ドラマ「真田丸」に関連したリーフレットです 真田幸村と和歌山について紹介されています 元和元年(1615)大坂夏の陣がおこった時、14才の後の紀州初代藩主頼宣(よりのぶ)は初陣であったが合戦に間にあわず手柄をたてられなかったことを残念がる。 その姿をみた松平正綱が、「今日の合戦に間に合わなかったからといって、そんなに口惜しがらなくとも、殿はお若いから今後幾度も機会があります。その時いくらでも手柄をたてることが出来ましょう。」と慰めたところ、頼宣は正綱をにらみ、「わしに14才が2度くるか。」と言って父家康を感激させた。こうして家康の寵愛を一身にうけたと伝えられる。 藩祖 徳川頼宣 木国文化財協会・会長 西本正治 より 縹糸威胴丸具足(はなだいとおどしどうまるぐそく) 頼宣が初陣である大坂の陣で14歳の時に着用したとされるもの 紀州東照宮所蔵 「和歌山市の文化財」より 兜についている角のような飾りを「立物 たてもの」といいますが、この兜は、後ろについています 後ろに従う武将に見えるようにすることで、一番先頭を走る大将である、ということを強調した立物といえます もちろん、前から見た者は、みな打ち取られるということです