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2013/06/27

次になにが来るか

この本、お勧めします



序章  リーマンショックがきっかけとなった世界経済の新たな潮流
第1章 QE(量的緩和)が示唆する資本主義の歴史的転換
第2章 「最強のアメリカ」復活で始まる新たな世界経済の秩序
第3章 米国企業が空前の利益を生み出す背景
第5章 力強さを取り戻した米国の経済指標
第6章 株式相場と為替相場の新たなるトレンド
第7章 うたかたの夢で終わった「中国覇権国」論
第8章 米国のプレゼンス復活と世界経済の新たなるレジーム


通貨は、「金本位制」から「管理通貨制度」、そして「証券本位制」に変化しつつある
「シェールガス革命」が、アメリカの強さの根源になる
生産性が向上したことによるヒト余り(失業)とカネ余り(低金利)の解消こそが、次なる成長の原動力
ダウが10万ドルを目指しても不思議ではない
巨大な矛盾を抱えた中国経済

など、示唆に富んだ指摘が満載です

次の一手を間違わないためにも、是非ご一読ください




 





2012/10/21

海上自衛隊、舞鶴基地訪問


イージス艦 177あたご 175みょうこう
二隻並んだ写真はめずらしい

10月19日に和歌山県防衛協会の研修旅行で海上自衛隊の舞鶴基地を訪問しました

舞鶴は、日本海側で唯一の海上自衛隊基地です

天然の良港で、大日本帝国海軍時代から多くの重要施設があります



他の写真はこちら
アルバム

 

2012/08/21

領土問題考

漠然とした思いなのですが

日本は、イスラエルのように、周りを敵国に囲まれた環境になっていくのかもしれない

いや、「既にそうだ」と言われそうですが、太平洋戦争後、日本との正規軍の衝突は起きていませんから、まだ、「既に」と言うのは早いような気がします

日本周辺は、このまま無策が続けば、中東地域のような恒常的な軍事的紛争地域になる可能性を秘めている
幸い、日本は周囲を海に囲まれているから、肌で危機を感じる機会が少なくて済んでいるが、軍事的な緊張は、どんどんと高まりつつある


非武装なら、平和になる
平和を願っていれば、平和になる
武器や軍備を語る奴は、平和の邪魔
綺麗ごとを言っていれば、綺麗になる
アメリカ兵は、日本人のために死んでくれる
自衛隊は違憲だから、日本に必要ない
など


これらの、理屈は、それだけ聞いていると、一見つじつまがあっているのだが、周囲を取り巻く国々の思惑が、急激に変化してしまったので、残念ながら陳腐な妄想になってしまった
「北朝鮮は地上の楽園」というお説も、実際見てみて現実によって否定されるまでは、理屈としては成り立っていたわけで、同じように、いわゆる「平和ボケ」も、理屈としては存在し得る時代もあったということになる


嫌日、あるいは反日、といった立場を、こちらからどうこう言って、変えさせるのは難しいので、特に興味は無い
こちらとしては、平和と友好を高める方策を講じるだけのことで、その効果がどうかは、相手があるので、やってみなければわからない

中国や韓国、北朝鮮には、それなりの言い分があるのだろうけど、デモや絶叫では、そもそも論理的な理解ができないので、国と国の問題解決にとっては、なんら得るものがない
デモ、絶叫、などが、暴力としてエスカレートしていけば、最終的には軍事衝突になる
反日が、感情論と絶叫に終始するなら、軍事力行使へ道が続いていると、言わざるを得ない

特に中国には、言論の自由がなく、まともな選挙もないまま、暴動が黙認されている
他に自己主張の場がない人々は、暴動を自己主張の手段にすることになる
これは、中国自身にとって、不幸なことですよ


2010/12/11撮影 中国厦門(アモイ)胡里山砲台 地元では超有名な観光地

写真はドイツ製クルップ砲、現存する大砲では世界最大
清朝によってつくられたが、結局、一発も発射されなかった
砲身は台湾の金門島に向けられている




太平洋戦争で、日本はアメリカと戦争して負けた
勝った負けたで、決着がついたのは、実際のところ、この二国間だけなのです
あとは、いわば、尻馬に乗っかって勝ったことになった国があるだけです
まあ、勝っても無いのに、勝ったことになった
このあたりから、日本周辺の国境問題が不完全な現状になってきているのではないか
単純に言えば、狡猾な盗賊行為の正当化が、国際社会では可能なのです
謀略など、たしなみとして、するのが当たり前なのであって、それを責めても、責めるほうがわかっていないだけのことです
この不愉快な現実から議論を展開しなければ、現実無視の屁理屈になってしまう



今の日本が先ずやるべきことは

論理的に万全の準備をして、領土問題を理路整然とした議論の対象にする
領土の実効支配の非正統性を、一切の論理的矛盾無く展開する

こういった、いわば、「言論戦」ですかね
これが不要だと言うなら、一足飛びに、軍事力の行使にいってしまう

その上で、軍事力行使が無効、あるいは、高すぎる代償を必要とすることを、わからせる
そのためには、昔なら、「軍事力の示威」と言ったのだが、今風に言うなら、「わかる奴にはわかる展示訓練」を、怠り無く、する必要がある
日米同盟と共同訓練は、双方にとって、益々重要になる

憲法改正や、自衛隊増強は、それはそれで重要だが、べつだん諸外国は、そんなことお構いなしに自国の都合を展開しているのだし、待っていてもくれない
これは、外国が相手ではないのだから、自分達でやろうと思えば、明日からでもできることなのです
いわば、日本人が自分で、ああだこうだと、勝手に盛り上がっているだけで、ふつうにさっさと、やるべきことをやれば済むのです


最後に
潜水艦だけは、地域で突出した存在でなければならないと思う
日本が原潜を持つ選択肢は、もう消えた
したがって、守りに特化した配備でしょうね
日本だからこそ、出来ると思う



江戸時代
刀を抜かせないことを目的にして、様々なことが行われた

頻繁な国替え
天守閣の新築禁止
裃を着て、手を振り上げられなくする
座るときは刀は右に置く
参勤交代などによる経済負担
出女入鉄砲の監視
思いつくだけでも、けっこうある

「軍事力行使をしづらくする」という基本戦略ですね



戦争が嫌い、軍隊が嫌いは、それはそのとおりで、なんら反論の余地はないのだけれど
向こうから、仕掛けてくるのですよ
だから、選択の余地など無いのです

まあ、これからの「平和ボケ」は、よく言って「利敵行為」
はっきり言えば、「謀略への加担」ということになってくると思うよ



 


2012/08/02

戦争と仏教


そもそも

「戦争と仏教」というテーマで一冊の本が書けます
ここでは、おおげさな内容ではありません
まあ、事実関係について、ちょっとした知識を得ていただこうということです

日本仏教は538年に朝鮮半島経由でもたらされた、というのは学校で習ったと思います

仏教推進派が蘇我氏、仏教反対派が物部氏です
今風に言えば、グロバリゼーション推進派が蘇我氏で、伝統墨守派が物部氏ということになって、熾烈な権力闘争から武力衝突に発展しました

形勢不利であった蘇我軍を立て直したのが聖徳太子です
蘇我軍は合戦に破れ、生駒の信貴山に逃げ込みました
そこで聖徳太子が仏教守護の神様である四天王像を彫り、「この戦に勝てば四天王のための寺を建てる」と誓い、体勢を立て直し、物部氏を撃破しました

593年、聖徳太子は日本最初の官寺である、四天王寺を建立しました

ちなみに、信貴山では、破魔矢をお授けしておりますが、元々は鏑矢(かぶらや)です
鏑矢は射ると音を鳴らして飛ぶので、戦闘開始の合図に使われました
聖徳太子の勝ち戦にあやかった縁起物です
僕は、学生時代に信貴山で毘沙門天の祈祷のバイトをしたことがあるので、確かな話ですよ

もひとつ脱線すると、四天王寺を最初に建てた大工の棟梁が金剛さんです
今、長保寺の国宝修理に来ている金剛組は、この金剛さんから連綿と続いている宮大工の会社です
現在も、会長は金剛さんです


さて、つまり

日本における最初期の仏教は、戦勝祈願が大事な役目であったのです

先祖供養とか、修行して悟りを開く、などが重視されるのは、だんだんと個人生活が重視されてきた後世のもので、仏教の始まりは、鎮護国家が重視されていたのです
奈良時代に国分寺が全国に建立されたのも仏教による護国が期待されたからです
『金光明経』『仁王経』『法蓮華』など、護国経典とされるお経もあります

歴史を振り返れば、大きな戦争の時は仏教各派本山で敵国調伏の様々な祈祷が行われましたし、戦国時代の武将は、それぞれ武運長久の念持仏を持っていました



長保寺本堂 毘沙門天立像
(長保寺にはこのほか、広目天、持国天、増長天の四天王が勧請されています)


「仏の顔も三度」という諺がありますが、これ元々は仏教の話です

お釈迦様の生国のシャカ国の隣にマガダ国という大国がありました
マガダ国がシャカ国に后をよこせと言って来たとき、シャカ国は奴隷女を王女であると偽って、マガダ国に嫁がせました
そして生まれたのがビンビサーラ大王です

しかし、成人して自分の出生が、シャカ国の陰謀によるものであることを知ったビンビサーラ大王は怒り狂い、シャカ国を滅ぼそうと大軍で向かいました

ところが、マガダ国の軍勢が行軍する道の途中に、お釈迦様が座っているではありませんか
ビンビサーラ大王は深くお釈迦様に帰依していましたが、お釈迦様がシャカ国出身であることも知っていました
それで、いったん軍勢を引き返させました (1回目)
ところが、やはり許しがたい思いがつのり、また大軍で押し寄せます
すると、またお釈迦様が座っていて、軍勢は引き返しました(2回目)
でも、もう一回、軍勢が向かいます
また、お釈迦様が座っているので進めません(3回目)

そして、4回目、復讐心に燃えるビンビサーラ大王が軍勢とともに進軍すると
お釈迦様は座っていませんでした

シャカ国の人々は、ビンビサーラ大王の軍勢に皆殺しにされ滅亡しました
紀元前500年位の話です


ここから1000年ほどたって、聖徳太子の戦勝祈願にどうつながるのか

仏教は、間口も広ければ、奥行きも深い
一面だけ捉えても、わかったことにならない一例ではあります

これを、自分のこととして考え続けるのが、生きた仏教だと思いますよ



 


2012/07/29

いそゆき DD127 汎用護衛艦見学

7月28,29日
和歌山市築港の護衛艦展示を見学にいきました









こちらで別の画像をご覧いただけます

アルバム1

アルバム2









2012/03/12

ロジスティック曲線

カンブリア紀に、生物の弱肉強食が始まり、弱い者は食われぬよう、強い者はより強くなろうとし、多様性と試行錯誤が爆発的に始まって、現在に至っています
そして今、日本など先進国には、「文明の行き詰まり」とでもいう閉塞感があります

神戸市須磨水族館で

マネーゲームは吹っ飛んだ
原発依存は欲呆けだったのか
戦争はリモコンとミサイルとゲリラてか
人件費が十分の一の国でなんでも作れば、日本で働く場所はなくなる理屈
日本じゃ毎年3万人自殺してるんだし、数だけ比べたら騒ぐこともないのか
批判だけして選択肢を示さないのを、モンクタレというと教わったぞ

先進国といわれる国々が築いてきた文明が、転換点を迎えているのかもしれません
日本人は、明治維新からずっと「西洋に追いつき追い越せ」でやってきたし、大成功したのですが、終わりがきたようです

「坂の上に雲は無い」のです

中庭の池
江戸時代そのままの風情を残している

ここからは、引用です

世界のエネルギー消費量の変化を見ると、産業革命以降増え続け、20世紀後半にはその曲線が垂直に近い勢いで急上昇し、エネルギーを食いつぶした。ロジスティック曲線でいうと、人類は今まさにステージ2(大爆発期)の最後のところからステージ3に至る曲がり角にいるんです。
でも次のステージ3に対応する生き方や価値観はまだ見つかっていない。少なくとも皆が共有できるものはない。それでいろんな混迷があり、見晴らしのない状態が続いているんですね。
ロジスティック曲線でいえば、すでにリアルな限界に達しているのに成長を続けようとすると、情報の力で「フィクショナルなマーケット」をつくるしかなくなる。しかしそうした虚構の成長も、結局はリアリティの限界にぶつかって破綻したという
ステージ2が終わりに差しかかっているのに、人間はまだ成長段階を引き延ばそうとし、フィクショナルな時代を続けている。そして若者たちは、フィクションの中で生きながら強くリアリティに飢えている。今はそんな状況なんだと思います。
結論だけ言えば、アート、愛、友情だと思います。非常に贅沢な欲望でありながら資源を大量消費しないし環境も破壊しない。
見田宗介
「人間はようやく地上に〝天国〟を実現する段階に達した感じがします」より引用

(このリンクの先は、ややふざけた画像がありますのでご注意ください。内容はいたってまともです。)


2012/01/31

多神世界

多神教という言葉は聞いたことがあるとおもいます

ですが、ここで言いたいのは、多神世界です

こういう概念があるということを知っていただいて、是非、世界平和の為にも流行らせていただきたい

一神教のキリスト教やイスラムが、いろいろ主張しても、世界の実態は多神世界だということなんです
そして、この多神世界であることを前提にした宗教もある、ということなんです
たとえば、神道、仏教、ヒンドゥーなど

一神教は、数ある神の中から自分が帰依する対象を選んでいる、というのが実際のところです

それが、今ある世界なんだということを、是非知っておいてください


ここからは、過去のブログの投稿です


増神世界

2006/01/25
先日バチカンで、新法王のもとで初めて、宗教対話の会議が開かれたらしい
バチカンには諸宗教対話評議会というのがあるのです
イスラムからは誰も招かれなかったが、仏教からということで山折哲夫さんが招かれたらしい

昨日の読売新聞に山折哲夫さんがいろいろ書いていたが、「事実上、世界は多神世界になっている」と指摘していた

こんなことは、わかりきったことだと思うけど
バチカンはなかなか、この事実を認めようとしないのですね

新法王がイスラムを呼ばなかったのは、なぜなのか聞きたいところだが、前向きな印象は持てないね

僕は単純だから、どうやって一神教が今の世界を説明するのか、さっぱりわからないですね


それで、仏教は、基本的に、アニミズム肯定で、なんにでも神が宿る世界を想定しています

まあ、それを最後には、自我という幻想にしがみついているだけだと、棄てさってしまうのですけど

それでも、自我にしがみついている間は、霊魂もあれば、神もいれば、菩薩もいるし、我々普通の人間もいて、なかなか多彩です
自我から完全に解放されたら如来になることになってます、仏ですね

神をどう定義するかは、諸説ありますが、仏教的には、偉い霊魂は皆、神です
菩薩は、すでに学ぶことはないが、この世に止まっている存在ってことになってますから、神様と菩薩は、どうも同じようなもんだと思います

まあ、言葉の問題ですので、深入りしても、ほんとの所には行きません
似たようなもんだということにしておきます

それで、自我から解放されれば神仏ですから、仏教的には、神仏は増えつづけます

多神世界どころか、増神世界です

そこらへんの所から、世界平和を考えないと、とんでもない勘違いをすると思います

そう言えば、世界宗教サミットというのの第1回をバチカンでやって、2回目は比叡山でやりました

ご存じないかもしれませんが、比叡山の仏教は、バチカンから熱い視線を注がれています
前のヨハネパウロ法王はスピーチの中で「忘己利他」の精神が共通の価値だと説きました

それで、比叡山のサミットの最後に、世界の宗教にとって最高の価値はなにか、ということで議論になりました

「幸福」なのか「平和」なのか、どっちだ、ということになりました

あなたも、考えてみてください


結局「平和」ということになりました
隣人と仲良くすることを、自分の喜びの追求より優先させました

まあ、自分勝手な奴が世界にはたくさんいて、好き放題されても困る
仲良くするのが、最低限のマナーだ、ということでしょう

そこまでは、丸く収まりました

それから、じゃあ、世界平和のため、皆で祈ろうってことになりました

そしたら、イスラムの代表が、他宗教の人と一緒に祈ることはできない、って言いだしました

唖然です

で、各宗教、それぞれのやり方で別々に祈ることになりました

その時点で、多神世界を認めたことになるような気がしますけどね
違うのかな

多神世界

2009/06/18


山王垂迹神曼荼羅 絹本着色 江戸後期 長保寺蔵

「日吉山王の諸神の姿を画面に構成したもので、諸神の数や配列に多少の異同がある。本図の場合、神殿の内陣に上七社の七神、外陣に猿面の大行事と早尾の二神と狛犬一対を配し、下方の階段付近に神猿を描いている。」




仏教が日本に伝来してから、基本的には神仏習合で、日本古来の神様と、仏教の仏菩薩天は同時に信仰されていました
それが密教では真言系が両部神道、天台系が山王神道と独自に理論化して、本地垂迹(ほんじすいじゃく)と言うのですが、日本の神々の本体は仏様ということにしました

天照大神=大日如来とか、あてはめていくわけです

よく権現様と言いますが、仏様が仮の姿で(権)あらわれた(現)という意味です

ローマのパンテオンは円形に神々を並べて中心に人間がくるのですが、垂迹説では、本体が仏ということで、仏教的世界観の敷衍になるのです
しかし、統一見解といったものはなくて、宗派や時代によって、少しずつ違います

つもり、これも、イメージがパラレルワールドですから、いろんな解釈が成り立つということです・・・ここだけ読んだらなんのことかわかりません。前の記事からお読みください(^^;)

多種多様な神様達がいるのを、どうまとめるかという、いわば政治的動機が根底にあって、共和制的神殿になったり、中央集権的曼荼羅になったりするということですね
一口に多神教と言ってもいろいろあるということです

これが、ローマカトリックやイスラムでは、もう個性的な神々はいません
否定されてしまいます



それで、今の世界を考える時
キリスト教やイスラムなどの一神教や、仏教や神道、ヒンドゥーなどのような多神教が同時に存在してるわけです
多神世界であるのが現実です

これを、一神教の人たちは認めないのですよ
ま、妄想にしがみついているのですね

ただ、多神世界では、神様達が仲がいいか悪いかという問題が生じるのです
スサノオの神話や、まあ、いろいろあります

神々の世界にも秩序が求められるのですね

それで、僕ら自身が、現代の多神世界が、共和制神殿なのか中央集権曼荼羅なのか、イメージを創り出す必要に迫られているのです

僕は、パンテオンですよ
ただし、パンテオンの中心は、仏心です

よいことをすれば、いい神様
わるいことをすれば、悪い神様
生まれによって善悪はない、行いによって善悪がある

ま、仏教の基本です




余談ですが

神様には眷属(けんぞく)がいるんですね
神使ともいいますが、使い走りです

鹿  春日大社・鹿島神宮・厳島神社
兎  住吉大社
猿  日吉大社・春日大社
烏  熊野三山・諏訪大社・日吉大社
鳩  八幡宮
鶏  伊勢神宮
蜂  二荒山神社・日吉神社
鰻  三嶋大社
鼠  大黒天
蛇  弁才天・大神神社
海蛇 出雲大社
狐  稲荷神
牛  天満宮
亀  松尾大社 
狼  武蔵御嶽神社・三峰神社

神使wiki 


これねぇ

熱心に、こういう神様拝んでると、その人の周りは、うじゃうじゃとね
なってきます

人間界の邪魔しないように、なだめるため、おまつりしてる神様もありますが、しばしば羽目を外すんじゃないですか

桃太郎の家来のようなもんで、主人の言うことは聞きますが、甘やかされていると、悪さ、いたずら、からかい、冗談など連発します
神様にも都合がありますからね

最近の外国産は、トンデモなのがほとんどです
つまり、外国で相手にされないのが来てたりします

仏教の修行の邪魔をした話も、もう、お釈迦様の時代からあります

坐禅してたら、蛇にぐるぐる巻きにされたとか
仏に化けたとか

これはこれで、難しいということですね

2012/01/26

小学4年生にもわかる放射能の話

高校の先輩のJさんからのメールで教えてもらった情報です


最近Twitterを通じて入手した群馬大学教授 理学博士 早川由起夫氏の作成したPDFファイル「小学4年生にもわかる放射能の話」
http://gunma.zamurai.jp/pub/2012/fukushima120122oyama.pdf も同時に添付する。
私見では、小学生4年生のみならず、普通の大人でも最低この程度の認識は有して置くべきだ、と考える



いろいろ興味深い情報が書いてありますので一読をおすすめします

•放射能をあびるとがんになります。
•がんになったひとは半分くらいが死んでしまいます。
•原発(げんぱつ)は放射能を利用しています。

とか、本当のことが書いてあるのですが、なぜか、マスコミなどはここのところを曖昧に表現して、「リスクが高い」とか、「危険な数値」とか言い換えているのです
子供には本当のことを教えておかないと、バカな大人になる前に死んでしまう、そういう時代になった、ということです

それで、なかなか見かけない表があったので、載せておきます



この表は、この一年で、死んじゃうかもしれない確率ですね
50歳で死んじゃう確率は、200分の1です
癌で死ぬ確率は、タバコで死ぬ確率よりも低いみたいですね
5000人に一人は事故死すると

放射能で死ぬ確率は、タバコよりも低いのかな
気休めにもならんが

原発事故が起きた直後から、実は、自衛隊の特殊防護車があちこち走り回って、放射能などの精密な観測をしています
そのこと自体、だれも報道しません
どのような数値があるのか、国家機密事項みたいです
どうやら、安心させるために公開する、ということにはならなかったようですね
それで、僕は、そのことから、公の報道をあまり信用しないのです

素人が、測定器を持って歩いて出た数字が、テレビにでる数字です
僕が、レスベラトロールや乳酸菌について書いているのも、理由があるのです

2012/01/24

防衛協会新年会

今日は夕方から防衛協会の会議と新年会
自衛隊への関心が、意外と盛り上がっていないという話題だった

民主党になってから防衛大臣は3人目だが、期待されていない
自衛隊員は一生懸命やっているのにかわいそうだ、という発言も出た

にもかかわらず、我が国を取り巻く安全保障環境は、益々厳しくなってきている
僕らは、日本人として生きて、日本人として人生を終わるしかないのだから、自分の暮らして行く国の安全保障にもっと関心を持って欲しい
日本国は日本人が守らなければ、誰も守ってはくれません
アメリカ軍が駐留しているが、彼らは日本人のために死んではくれませんよ
アメリカの利益のために駐留しているのです
そのアメリカの利益が日本国にも役立つから、安全保障条約があるのであって、自分のことは自分でするしかないのです

2012/01/17

安易すぎる増税策

ipadに中世の騎士が領土争いをする「Lords&Knights」というゲームがあります
そのゲームの中では、領主が税金を取りに行く時は、完全武装の兵士を引き連れて、力ずくで取り立てます
100名くらいの兵士を連れていっても、戦闘で2,3名はやられてしまいます
そこでは、税金は、共同体を維持するために皆で持ち寄った金などではなく、領主が自分の都合で領民から取り上げる領主のための金です
これは、外国製のゲームですが、ヨーロッパの中世はそんなものだったのでしょう
税金を取り立てるということは、戦争して巻き上げることだ、というのが原点なのです


今の内閣は、消費税が最大の政治目標だと宣言しているのですが
増税を言って、選挙で勝った政党は、いまだかつてありません
東北の復興と放射能対策よりも、今の時点で大切なことなどあるのでしょうか
そもそも、増税などしなくても、いくらでもやり繰りの方法はあるのです
僕は、金融緩和と財政出動のセットで、増税などしなくても日本復活ができるという意見に賛成ですね
どのみち、アメリカのFRBとヨーロッパのECBが、どんどこ札束を印刷しているのですから、日本だけ緊縮財政などしていたら、まことに不自然な円高になるのに決まっているのです

幸い、今の日本は、金融緩和と財政出動をしても、巨大なデフレギャップを抱え、復興と国土の冗長化など使い道はいくらでもあるのですから、デメリットは特にありません

増税は政府と国民の戦争なのだ、という認識を持てば、穏便なやり方を探す努力にも力が入ると思いますけどね
総理大臣は、自分のおっしゃっていることがわかっているのか、疑問に思う時がありますよ 

2012/01/09

多子若齢化


多子若齢化
いったいなんのことか、おわかりでしょうか

これは、後30年もすると世界人口の3分の1がイスラム教の人々になる、という現実を言っているのです

少子高齢化は、日本とかヨーロッパの先進国で、もう、ありふれた話題になって、対策はどうだとかこうだとか、ちっとも前に進まない議論を繰り広げているのですが、その間にイスラム世界では、急激な人口爆発が進行しています

ちとめんどくさいんで、googleで「イスラム 人口増加」でお調べいただけるとありがたいんですが
http://www.google.co.jp/search?sourceid=chrome&ie=UTF-8&q=%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%80%80%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E5%A2%97%E5%8A%A0

イスラム教は基本的に避妊、中絶を認めていません
だからイスラム圏では出生率が高く、従って人口増加率が高い
そのうえ、イスラム圏に産油国や経済発展著しい国が多く、人口増に拍車がかかる
移民となったイスラムの人々も爆発的に増えている

欧米諸国の末路 


・フランスの場合
フランスの出生率は1.8人。
イスラム教徒の出生率は、8.1人(!!!!!!!!)。
2027年、フランス人の5人に一人はイスラム教徒に。
39年後(2048年)、フランスはイスラム国家になる。
(要するに過半数がイスラム教徒になるということでしょう。)


・イギリスの場合
イスラム教徒の数はここ30年で、8万2000人から250万人まで30倍増加。
新生児の最も多い名前が「モハメッド」くん


・オランダの場合
新生児の50%(!)はイスラム教徒。15年後、オランダはイスラム国家になる。


・ベルギー
人口の25%はイスラム教徒。新生児の50%はイスラム教徒。


・ドイツ
2050年にイスラム国家に。
ドイツ政府によると、現在欧州には5200万人のイスラム教徒がい
る。それが20年後には、1億400万人まで増加する。


・アメリカ
1970年、アメリカのイスラム教徒はわずか10万人。
それが2008年には900万人(!)まで増加。30年後、イスラム教徒の数は5000万人まで増える
http://www.best-data-navi.com/2011/06/blog-post_4264.html

日本の場合、少子化と言うと、経済的不利益とすぐに結び付けて考えるのですが、やっぱり、平和ボケしてる
そんなことおかまいなく、イスラムは大増加してるのです

日本人のイスラムのイメージは、まあ、ビンラディンを思い出したりするのですが、一日5回メッカに向かって礼拝するのは、海外進出した日系企業の社員でも当たり前です
礼拝時間を確保しないと現地といらぬ摩擦がおきます

僕はインドで色々見聞しましたが、ヒンドゥー教と猛烈に仲が悪いです
インドの警察の基本方針は隔離です
インド国内に2億人のイスラムがいる
イスラムの寺院は、ヒンドゥーの寺院をぶっ壊した上に、こわした石材をそのまま使って建てられていたりします
衝突の起きないように、イスラム寺院の入り口には警官が立って見張っています
パキスタン人がインドで爆弾テロを何回も起こしていますが、インド人はおとなしいからね、やられっぱなしですね

ロシアでも中国でもどんどん増えるし
不安定要素でしょうな
ロシアでは21世紀半ばには3分の1がイスラムになるという統計があるらしい
まあ、極端に増加すると
中国が例によってわかりにくいが、2千万人はいると見られています



今、15億の人が20億になるのは、時間の問題ですね
で、とにかく、そのイスラムが地図でおわかりのようにアジア中近東に多い

これらのことから勘案されることは、日本も時間の問題で、イスラムにどっぷりと浸食されるということですね
イスラムは一神教だからなぁ、日本の神様と仲良くやれるんだろうか
お寺も、葬式で飯が食えないなんて嘆いているうちは、まだまだ極楽なのです

共産主義とか社会主義とか、どっちみち失敗した社会システムであると結論がでているわけで、別段脅威でもなんでもないですが、イスラムは、とにかく人口で圧倒的多数になってきますからね
大変な時代が、もうそこまで迫っていますよ

2011/09/27

超限戦

大紀元日本 11/09/23 09:03

汪氏は、「超限戦」という新しい戦争の概念と戦略が中国の軍部内で呈示されていると指摘。この「超限戦」には、通常の武力戦のほかに、グローバリゼーション時代に特徴的な「戦争」である外交戦、諜報戦、金融戦、サイバー戦、文化戦、心理戦、メディア戦など様々な方法が含まれる。「今回の日本へのサイバー攻撃は彼らが世界に挑む『超限戦』の一環であり、非常規的な手段で自らの目論みの実現をはかっている」と汪氏は分析した。また今回の件から、「中国政府による世界範囲のサイバー侵入はかなり進んでいる」との見解を述べた。

http://www.epochtimes.jp/jp/2011/09/print/prt_d30592.html


いまどきの戦争は、正面きってやる正規戦がハードルが高いので、テロとかその他もろもろの手段を駆使して非正規戦をすることが多くなってきています

日本を代表する総合機械メーカー「三菱重工業」(東京都)が第三者からサイバー攻撃を受け、最新鋭の潜水艦やミサイル、原子力プラントを製造している工場などで、少なくとも約80台のサーバーやパソコンがコンピューターウイルスに感染していたことが18日、関係者の証言で明らかになった。 外部からサーバーなどに侵入され、情報を抜き取られていた痕跡も見つかり、同社は標的型攻撃によるスパイ行為の可能性が高いとして警察当局に届け出た。日本の防衛産業を狙ったサイバー攻撃の一端が明らかになるのは初めて。 関係者によると、これまでに感染が確認されたのは、「神戸造船所」(神戸市)、「長崎造船所」(長崎市)、「名古屋誘導推進システム製作所」(愛知県小牧市)などの製造・研究拠点8か所に、本社を加えた計9か所の約80台のサーバーなど。 
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110918-OYT1T00734.htm 
(2011年9月19日03時15分 読売新聞)

まあ、中国は、戦争準備の演習のつもりでしょうかね
先日、三菱重工などが被害届を出したそうですが、これつまり、いままでずっとこんなことはあったのです
なにか、当局と相談があって被害届ということになったんじゃなかろうか、と思いますね

実は僕も何年か前、飽和攻撃の対象にされたことがあります
中国は、普通にいつもこんなことをやっている、ということです

僕は、Blogの記事で、比叡山の延暦寺の根本中堂に天皇陛下が参拝されたことを書いたことがあるのですが

ファイル 106-2.jpg


その時、一日に数万件を超えるアクセスがあり、ホームページが閲覧できなくなりました
電話が一気に大量にかかってきて、ずっと話し中になる、というやや原始的な手法ですな
ログを調べると「天皇」というキーワードが検索されていました
発信源は中国です
ま、これは、状況証拠なんでしょうけど

スマップやAKBがこのタイミングで、つまり、政治利用なんでしょうね
来年は中国の主席の交代ですから
近隣諸国と合理的な経済関係を求める一派と、軍事的な恫喝を方法論として採用する一派の争いらしいですけど
これ、ロシアでも似たような状況らしいですね
プーチンとメドベージェフ

日本国憲法の前文に

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」

とまあ、書いてはありますが、信頼だけでは生き残れそうにないのが、現代世界情勢ですね



2011/07/13

超人大陸 今の日本の状況を語る


日本チェーンストア協会会長
社団法人全国スーパーマーケット協会名誉会長
清水信次氏の話の動画放送です

皆様にもご覧いただきたくご紹介いたします
http://www.choujintairiku.com/shimizu110711.html

「国の借金など、なんら心配することはないし、増税せずとも日本は立て直せる、そういう前例が日本にはすでにある」

この動画をご覧いただけば、ご理解いただけると思います


この主張は、「リフレ政策」とも言われ、まだ一般的ではありません
しかし、日本の採るべき道はこれだと思いますよ
たとえば、このリンク
リフレ政策ポータルWiki

「日本は財政破綻する」というNHKを初めとしたマスコミの主張の真逆です
僕は、デフレ経済は年金生活者に有利で、つまりは、選挙の投票率が高い高齢者に有利で、選挙の大事な票田になるので、インフレ目標が政策的に採用されないのだと理解してますけど

実際は、デフレ経済が大いに国益を損ねていて、日本国から希望が失われつつあるということです

そろそろ、引き潮から満ち潮に、潮目が変わるんじゃないですか

2011/05/26

太陽光発電で原子力発電は「絶対に」代替できないのか?

北海道の「稚内メガソーラー」で実証実験をしている大規模太陽光発電設備で、今5メガワット毎月発電できている
http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/section.main/tiiki.sinkou/w_megasolar_power_station.htm

で、ここの面積が14ha

過去の電力ピークで必要とされる月の電力量は182000メガワット
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_06/index.html

182000メガワット÷5メガワット=36400 36400×14ha=509600ha=約5000平方キロ

これは、千葉県の面積とほぼ同じです

つまり、現在の技術と設備でも、千葉県の面積と同じ広さに太陽光パネルを並べれば、電力は賄えるということになります

それで、それが「絶対に」無理か?

日本の全ての住宅の屋根と空き地にパネルを並べればなんとかなりそうな・・・

大変なのは、わかります
費用も馬鹿にならないでしょう

じゃあ、原発の近くで暮らせるのか?暮らしたいのか?

一気に、直ぐにとは申しませんが、「絶対に無理だ」といっちゃぁイカンでしょう

2011/03/17

多神世界を認め、「慈悲と智慧に基づいて、自ら判断する人々」

「なぜ略奪ないの?」=被災地の秩序、驚きと称賛-米
 【ワシントン時事】東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では略奪が起きないのか」-。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。

 CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーン・カトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた。(2011/03/16-16:16)


あのね
日本じゃこれが普通なの

でも、なんでだろうと考えてみるのもいいかもしれない
あまりに普通で、考えたこともないですし

一神教が偉そうなことを言っても、暴動を回避する社会をつくれないのだよね
僕としては、この点についてもっと言いたいけど、やめときます

ただ、日本仏教と神道が、間違っていない
これは言いたい

多神世界を認め、「慈悲と智慧に基づいて、自ら判断する人々」が集まって生活している国

それが日本です


 
 

2011/03/16

痛みを分かち合って頑張ろう

   
 
東日本大震災にあわれた全ての人にお見舞いを申し上げます

震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族ご親族の方々にお悔やみ申し上げます

現在避難中の皆様、絶対にあきらめないで、今こそ底力を発揮する時です

危険な救援作業を続けていらっしゃる皆様、ありがとうございます
皆で力を合わせ、笑顔を取り戻しましょう


ここで、これからの事を少し考えてみたいと思います




米国人には理解不能、大地震でも治安が揺るがない日本

アメリカでは2005年8月に、ハリケーン「カトリーナ」の後、ニューオリンズの商店が略奪にあい、大きく報道されました


【311東北関東大地震】 支援情報 & 中国人「日本の民度凄すぎヤバい」


 

これが違いというものか……。
俺たちがこんな風にできる日はいつくるのだろう、
これが本当の進歩というものだ。



国民の民度の高さは、
災害の時は余計に敬意を覚えさせる。




アメリカ人も中国人も、災害に沈着冷静に対応する日本社会に驚きを隠しません

まあ、日本人である我々からすると「だからなんなの、普通じゃないか」ということなのですが、世界の常識からすれば、尊敬に値する行為なのです

僕はインドの仏跡を参拝する時、ローソクと線香に火をつけるのに、最近は飛行機にライターを持ち込めないのでマッチで火をつけます
そして、火の消えたマッチ棒をまた箱に戻します

それを見てインド人のガイドは「日本人は皆、消えたマッチ棒を捨てない」と驚きます
「えっ、あたりまえだろ」と言うんですが、インド人から見ればあたりまえじゃないのです

未曾有の災害を前にして、人間は無力です
しかし、日本人には、この市民社会の民度の高さがあるのですから、乗り越えていけると確信しています

二つ原爆を落とされて、20年後には東京オリンピックを開催した国なのですから、なんとかなります



「コンクリートから人へ」と叫んできた政党が政権を担っていますが、地震、津波、原発などの災害に備えるには、コンクリートが今まで以上に必要になります

阪神淡路大震災の時、自衛隊は違憲だから援助物資を受け取るな、と言って回った人が、今大臣をしています
たぶん、今は、お考えを変えていただいているとは思うのですが

「災害対策予備費」、「学校耐震化予算」、「地震再保険特別会計」など災害対策予算を4000億円ほど、事業仕訳で切り捨てた大臣も健在です
八ッ場ダムも仕訳されましたが、水力発電所として再評価する必要があります

財政再建優先で、緊縮財政を主張している大臣も、まだ健在です


アメリカが911を境に変わったように、日本も311を境に変わることになります

災害に強い国、先ずこれを最優先で目指さなければ、そもそも生き残れません

それには、未曾有の国難に対応した、前代未聞の財政出動が必要です
そんなことをすればインフレになる、というのは、その通りかもしれませんが、幸い今日本はデフレですから、50兆円位のお札を印刷してもインフレは起きません
国債をチャラにする方法など、実はいくらでもあります
要は、お札を印刷して、国債を買い取って帳簿から消せばいいだけのことなのですが、さすがにインフレになります、なりますが、別に人が死ぬわけでも、家が倒壊するわけでもありません、その気になればできるのです

日銀は対策を小出しにしないで、一気に100兆円規模の金融緩和をするべきです
戦力集中こそが最も効果的な対処法です
敵が一人ナイフを持って立ち向かってきたら、こちらも一人でナイフを持って立ち向かうのではなくて、一気に3人で機関銃掃射する、つまり、圧倒的な戦力を集中的に投入する、これが、必ず勝てる作戦です

いずれ円高に介入するなら、今すぐするべきです
マーケットはかなり驚いて、過剰な反応をしてくれるでしょう
適切な時期など見計らっていたら、手遅れになります

災害対策の公共事業を遅滞なく、むしろ前倒しで推進する必要があります
天変地異は、対策を待っていてはくれません
ニューディール政策のような、大規模な財政出動をする他はないのです
ややインフレにはなるでしょうが、むしろ日本のデフレ体質を一気に解消して、国力の低下が食い止められます

当面、原発に依存するほかはありませんが、やはり、太陽光、風力、バイオ、地熱、波力など、新エネルギーを、さらに積極的に推進する必要があります
自家発電の全量買い取りは、電気代が高くなっても、やっていくしかありません

自衛隊の価値は、まだまだ過小評価されています
防衛関連予算は削減され続け、人員は定足数に足りない状況です
それでも、いざという時に頼れるのは自衛隊しかないのです
日米安保を有益なものにしようという、アメリカの努力も評価しなければなりません

幹線道路網の強化、送電規格の統一(50ヘルツを60ヘルツにする、東京電力は私利私欲を捨て協力すべきです)、海岸線地帯の建築基準の再検討など、やれることは沢山あります

消費税を上げるなら、一気に20%まで上げて、所得税を廃止するべきです
計算上は20%まで上げれば、所得税はいらなくなります
間接税を廃止し、直接税に切り替えれば、むしろ税制はフェアになります
生活必需品の税率を下げるなど工夫すれば可能なことです

インフレ国家になりそうですが、痛みを皆で分かち合って、日本をより安全で強い国にしなければ、明日はありません

「痛みに耐えてよく頑張った」と言ったのは小泉総理ですが、これからは
「痛みを分かち合って頑張ろう」です

危機とは、険と同時に会が訪れるという意味です
ピンチはチャンスです

日本のGDPの85%は内需です、現在の日本は決して貿易立国ではありません
http://www.stat.go.jp/data/sekai/09.htm#h9-03

この危機をきっかけに、さらなる内需振興を目指し、堂々と独り立ちする国家を創らなければなりません

災害対策を中心にした安全・安心な国創り
国土全体の冗長性の拡大
それが、防波堤に始まり、送電網、流通経路、通信、地域社会、そして個々の家族など、全ての分野の強化安定に繋がり、内需を中心とした安定的な成長の基礎にもなります

私の寺は今、国宝2棟(大門、多宝塔)重文1棟(鎮守堂)の保存修理事業に取り組んでいます
日本の歴史、文化の物的証拠として、また、日本人の誇りの象徴として、そして、未来への善き遺産として、文化財の保存は絶対に必要です

日本と、そして人類の、さらなる繁栄を信じて、がんばりましょう

 

 

2011/02/18

人口が少なくても、日本より豊かな国

スペインの若年層の失業率は42.8%だそうです

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=acPZxnsQCy88

日本の若年層の失業率は9.4%
大卒で就職できないのが大問題になっているけど、比べてみればスペインが洒落にならないのがわかる

スペインの治安がものすごく悪くなってきているのもわかりますね
「スペインの治安」で検索してみてください、何というか、ユーロの夢は夢だったということですかね

そのスペインですが、バブルの時に少子化対策で移民を大量に受け入れたのです
人口の10%位が移民になってしまった
それが、失業率を大きくさせている

日本も少子化対策で移民を受け入れろ、という主張をする人がいるけれど、これまことに勝手な言い分です
経済が調子のいい時は、労働力不足で移民が働き手になる、という理屈だと思いますが、経済の調子が悪くなった時には出て行ってもらうんでしょうか

この先、ひょっとしてTPPが批准されれば、人件費が日本の10分の1の国から、
大手を振って労働者が押し寄せてくる
その上に、移民も受け入れれば、当然、人件費は安くなる
そして、スペインのように、経済の調子が悪くなれば、失業率が跳ね上がる
経営者はリストラで首切りをすればそれで終わりだけれど、日本国内には、移民や若年層の失業者があふれかえる

これは、杞憂ですかね

僕は、先進国全体がデフレ傾向で、経済が縮みますから、人口減で案外とちょうど釣り合うんじゃないかと思ったりしますね
それと、日本より人口の少ない国でも、一人当たりの国民所得が日本より多い国はいくらもありますから、人口減イコール亡国じゃありません

平成18年 OECD諸国の一人当たり国内総生産(名目GDP)(米ドル表示:暦年)

順位 順位 単位:ドル
1 ルクセンブルグ 89,840
2 ノルウェー 71,857
3 アイスランド 53,446
4 アイルランド 51,421
5 スイス 51,306
6 デンマーク 50,791
7 アメリカ 43,801
8 スウェーデン 42,264
9 オランダ 41,020
10 フィンランド 39,796
11 イギリス 39,573
12 オーストリア 39,064
13 カナダ 38,978
14 オーストラリア 37,710
15 ベルギー 37,674
16 フランス 35,572
17 ドイツ 35,368
18 日本 34,252
19 イタリア 31,444
20 スペイン 27,925

上の表で、日本より人口が多い国はアメリカだけかな

人口が少なくても、日本より豊かな国は、実際にいくらでもあるんです
だまされちゃいけませんよ

ちなみに、中国のGDPは日本を抜いて2位になりましたが、内陸にいけば電気のきていないところが、まだ沢山あるんですよ
中国の一人当たりのGDPは、日本の10分の1位でしょう、(統計が信頼できればですが、実感としてはもっと低いと思う)
たしかに、中国にも1割位は金持ちがいますが、特権階級と沿岸部だけです
国のGDP比較は生活実感とは関係無いんです





移民を受け入れれば、当然に多言語多宗教になるのですが、現実問題として、イスラム系の人たちに協調性を求めることはできませんよ
僕はインド社会の苦しみを見てますから

「2010年12月9日(木曜日)


聖地バラナシで爆弾テロ:死者1人、日本人も負傷[社会]


北部ウッタルプラデシュ州にあるヒンズー教の聖地バラナシで7日夕、爆弾テロが発生した。PTI通信などによると、「アルティ」と呼ばれるヒンズー教の祈りの儀式に参加するため数千人がガンジス川岸に集まっていた中で爆発が起き、1人が死亡、外国人6人を含む37人が負傷した。けが人には日本人1人も含まれている。事件発生後、イスラム過激派組織「インディアン・ムジャヒディン」が犯行を認める声明を出した。
http://nna.jp/free/news/20101209inr001A.html


これですね
2010.2.17のバラナシ

こういう状態のところでドカンとやるわけです
日本で言えば、靖国神社の御祭りの日に爆弾テロをやるようなもんですね
 

やはり、世界の様子が様変わりしたんだと思いますよ
歯止めが無くなってしまった

眼先のちょっとした利益のために、移民として外国の人を利用しても、先の先まで面倒みなければならないことをお忘れなく
調子が悪くなったら出てけということになったら、どのような反発を食らうか考えてみてくださいな

安心して子供を生んで育てることのできる環境を整えることは、いつの時代でも大切です
それが、人口を増やして、労働力を確保して、というロジックに、つながらなくても大丈夫なんですよ

人口なんか少なくても、一人当たりでみれば、日本はまだまだ伸びる可能性が大きいんじゃないですか
 
 
 

2011/02/09

仏教は自由がいい、とは言わないんです

不動明王像 絹本著色 室町後期 長保寺蔵

自由の女神
自由、平等、博愛
自由主義
言論、表現の自由
自由民主党

など

「自由」は「正義」と同格か、それ以上の値打ちが与えられていると言っていいと思う

でもこれ、書くのもめんどくさいが、勝手気まま、自分勝手、自己中、傍若無人とは違うわけで、自ずから制限が加えられる
自由だからなにをやってもいい、というわけではないのです

仏教では、自由をつかさどるのは大自在天ですけど、これ、大魔王です

どうしようもなく自分勝手な悪さをするので、最後に不動明王に殺されます
それから、転生して生まれ変わって、仏教の守護者になります
大日如来が憤怒の姿を表したのが不動明王で、つまり、ホトケの最大級の怒りでなければ調伏できない位難敵なのが大自在天です

ヒンドゥーでは大自在天はシヴァ神のことです
ブラフマン(梵天)が創造、ヴィシュヌ(毘沙門天)が維持で、シヴァ(大自在天)が担当するのは破壊です
まあ、インド神話的には、自由が世界を破壊する、と

シヴァ神像 インド デリー国立博物館蔵

人間の脳に、自由な発想をする力があるのですが、つまり、これが諸悪の根源にもなるわけで、手前勝手な妄想や、自己中心的世界や、お花畑的思い込みなど、無責任に作り出し続けます

なにをどうしても浮かばれない幽霊は、これからも登場し続けるということですね

それで僕は、「自由」は注釈を必要とする罪作りな言葉でありますので、「創意工夫」という言葉を使うようにしています



自由の力によって、歪みが生じるということになります

人間の感覚器官の不完全さ、あるいは、脳の未熟さもあるかもしれませんが、むしろ、脳の進化によって大脳新皮質が発達し、より大きな自由が獲得されたとも言えるわけで、「人間的な自由」と「人間の根源的錯誤または原罪」はワンセットだと言えます

いずれにせよ、僕らは、自分自身の自由と付き合っていくしかないわけで、「私利私欲を捨てて、まっさらな気持ちで考える」という意味の「瞑想」がどうしても必要になるということじゃないかと思いますね


親が子の将来を思うような純粋な気持ちで、国の将来を考えたら、また、新たな発想もあるんじゃないでしょうか



で、話が飛びますが
過激な自由貿易、TPPのことですけど

中野剛志氏「TPPで日本が滅ぶ」
http://www.choujintairiku.com/nakano1.html

これは動画です


この動画の中に図がありますので引用させていただきます


リーマンショック前は、中国が急成長してアメリカとEUが買い手になっていたのですが、その中国の成長は日本からの資本財の輸入によってなされたということです
で、アメリカとEUはバブルが弾けて買い手になることができなくなるので、この矢印を逆転させなければならない



では日本は、輸出先がなくなって困るかというと、そうでもない
日本は貿易立国で、輸出で稼がなければ食っていけないというのは過去の話で、発展途上国には当てはまっても、もはや日本の貿易依存度は17%で世界で下から3番目です
ここにはありませんが、日本より低い国は、アメリカとバチカンだけです
今の日本は内需立国です
これからは、輸出先が今までのように調子よく買ってくれなくなりますから、益々内需拡大が必要になります


TPPで開国せよ、というのは真っ赤な嘘です
すでに日本の関税は充分に低いです 

TPP参加国のGDP比率で言えば、アメリカと日本で90%になります
日本は、TPP内ではアメリカと商売するしかないのです
で、アメリカに買う力はない
むしろ、アメリカが金融、サービスなどの得意分野をボーダーレスに売り込んでくるしかけです、その相手は日本しかない

日本はアメリカ以外の国に売ろうにも、経済規模が小さすぎる
逆に、ベトナムやメキシコなど低賃金の労働力が日本になだれ込んで、日本の派遣村の炊き出しが繁盛し、経済苦の自殺も増えると



結論は
自由には善し悪しがある、ということです




2011/01/31

李さん

もちろん李忠成さんのことですが

サッカーアジアカップ2011決勝のゴール
本当に勇気をもらいました

韓国戦でスポーツマンシップを理解していない選手がいたりして、残念でしたけど
なにもかも吹き飛ばすプレーでした

ところで李さんですが

実は、うちの寺にも李さん繋がりがあって

李梅溪(1617~82)ですね
紀州藩のお抱えの儒者で、初代藩主の顧問です
書家としても活躍しました

父母状を清書しました

http://chohoji.blogspot.com/2011/01/blog-post.html

「父母に孝行に法度を守りへりくだり、奢らずして面々家職を勤め、正直を本とすること誰も存じたることなれどもいよいよ能く相心得候ように常に下へ教へ申し聞かすべき者なり」

親孝行
法令順守
謙虚
質素
勤勉
正直
の六つを盛り込んだ簡潔な文章です

これは紀州徳川家が領民のために作ったものなのですが
この文章が、戦国が終わって、江戸時代が始まる時に出た

戦国を終わらせた、新たな価値観の中心が親孝行ですよ
それを李梅溪が清書して紀州藩に広めた

この父母状を書かせたのは初代藩主ですが、その孫が八代将軍の吉宗です
江戸時代の根本精神と言ってもいいと思います
それが、振り返ってみれば、270年続く太平の世の礎になりました



こちらは、長保寺の大門扁額
応永24年(1417)の銘があり、国宝に指定されています
字を書いたのは、天台座主の後光厳天皇第六皇子妙法院堯仁法親王


宮様がお寺の額を書くのは、その寺が天皇家が作ったものだというのを証明するためです
ですから、逆に言うと、この額をかっぱらって自分の寺に掛ければ、勅願寺になってしまいます
それで、盗難がけっこうあったらしいのですが、紀州の初代藩主は、全くそっくりの額を書かせて(今で言うレプリカですね)、掛け替えさせました
本物のほうを大事に蔵にしまいこんで、そのおかげで綺麗に保存され、国宝に指定されることになりました


 http://www.chohoji.or.jp/intro/daimon.htm


この字を書いたのが李梅溪です
江戸時代の初めに、もともと掛っていた妙法院宮様の額をこの額に掛け替えたのです

初代藩主の徳川頼宣(よりのぶ)は、徳川家康の十男ですが、一番かわいがられたと言われています
家康は戦国時代の人ですから、戦争に明け暮れて家族と暮らすということが全くできませんでした
それが、関ヶ原の戦いの後、戦争が一段落して家族と暮らす時間が持てるようになりました
関ヶ原の戦いの次の年に生まれたのが頼宣です
ですから、かわいがられたというのは、もののたとえで、実際は、かわいがる時間があった、いっしょに暮らす時間があったということです
しかしながら、事実上、一番長く家康と暮らし、生また時から18歳の時まで、家康が自分自身で全て仕込んだのが頼宣、ということになりました
頼宣の身長は残された着物から推定すると180cm位で、胆力に富み、思いやり深く、家康に非常に愛され、また、成長するにしたがい、恐れられました
18歳で紀州藩主になりましたが、江戸から遠い紀州の藩主になったのは、将軍家の安全のため江戸から遠ざける意味もあったと言われています

吉宗は、紀州初代藩主の頼宣を敬愛し、八代将軍になってから長保寺に香呂を寄進しています

http://www.chohoji.or.jp/hounouhin2/kinkou-1.htm

吉宗が将軍になってからお寺に物を寄進したのは、これ一つだけです
吉宗にとっては特別のことだったのです

吉宗は、享保の改革で、質素倹約を目指しましたが、そのせいでお寺への寄進が無かったということがあると思います
この香呂は「頼宣の霊前へ」とわざわざ指定され寄進されました
それだけ吉宗の頼宣への敬慕が強かったのですが、家康が18歳になるまで手元に置いて仕込んだのが頼宣なのです
吉宗は、紀州の田舎から江戸に登って将軍になったのですが、初代将軍の家康、家康が手元に置いて仕込んで家康のことを最も知っている頼宣、頼宣の孫の吉宗と、家康以来の精神の継承の正当性を天下に示す、大事な寄進であったのです

家康、頼宣、吉宗と徳川の精神が受け継がれたことを示すため、この香呂が長保寺に存在するのです

その頼宣が李梅溪を重用していたという事実

徳川の精神、もっと言えば、江戸時代の精神の奥底に
親孝行
法令順守
謙虚
質素
勤勉
正直
がある、と言ってもいいと思います

屈折した感情を持っている韓国人には、きちんと知って欲しいですね
別に威張らなくても、相手を中傷誹謗しなくても、充分立派な歴史を持っていると思いますよ


明治維新から日本は、劇的な変貌を遂げていきますが、西欧から招いた教師の力が大きかったのと、日本から西欧に留学した優秀な人材がいたせいもあります
ですが、その前に、優秀な外国人の智慧を素直に受け入れる柔軟な精神が江戸時代の初めからあった、というのが実際のところです
排他的な島国根性で現在の日本を創ったのではありません
学んで、その知識を、期待された以上の活用をして、今日の日本を創ったのではないですか

なかなかこれが、たとえばイスラム原理主義とかになると、全く無い
独裁政権にも無い

智慧を素直に受け入れる柔軟な精神
学んで、その知識を、期待された以上の活用をする

そこのところが、日本人はすごい、と
それが、江戸時代の初めからあった、ということです

  

2011/01/23

あまりにナイーブな


これはタイのスワンナブーム国際空港です
旅客ターミナルビルの総床面積は世界一の広さです
約50mの幅で長さが1km位のアーケードが3本あります
24時間空港で、ヨーロッパからアジア、オーストラリア、日本、アメリカへの乗り継ぎ、中東からの乗り継ぎ、アメリカから中東、ヨーロッパへの乗り継ぎに、ちょうどいい位置で、フル稼働しています
アーケードの中は、たとえて言えば、阪急百貨店がそっくりあるようなクオリティーの店が連なっています

 こんな調子で延々と続きます


インドからの利用者が目立ちます
インドから太平洋方面に行くなら、便利な立地ですね


この黒装束、日本では全く見かけませんねぇ
中東からきた女性でしょうか
スーッと泳ぐように歩いていきます
これが、朝の10時位の写真ですよ
ここからどんどん人が増えます

人種構成が、日本の空港より多彩です
スターウォーズの宇宙空港のような感じです
まさに、アジアのハブですね

日本でこのような空港を作る土地は、もう無いです
総合的に見れば、日本は世界でも抜きんでた存在ですが、仔細に検討すると、取り残されつつある分野もあるのです
謙虚に自分を見つめる必要があります

この先、新興国が経済的に急速に発展します
携帯電話やパソコンがすでに世界中にあるのですから、変化のスピードはどんどん加速します
その時、この空港に集まる人々の国籍や人種は、より多彩になります
世界はもっともっと近くなります

流れは変わらず、よりスピードを増していきます



今、日本のネットに、たいへんにナイーブな議論をする人たちがいます
特亜、支那、バ韓国などなど、そんな表現を使ったところで、自分が偉くなるわけではありません

津波のように、世界の人々は発展をめがけて殺到しています
弱者を置き去りにし、人の痛みを知らず、平気でダマシ、嘘をつき、それでも前へ進もうとする人も多いのです

そんなの間違っている、そんな奴らは嫌いだ、と、それはそうなのですが、もう何を言っても止まらないのです




これは、中国の地方都市の市場の肉屋さんです
中国では、まだまだ電気が安定的に供給されていません
冷蔵庫は普及していません
ですから、肉を食べたければ、数日中に殺したものを食べるしかありません

ここは、商店街の肉屋さん
後ろの籠にはいろんな種類の鳥が入れられています
小鳥屋さんじゃないのです、食べるための鳥です
このように飼っておいて、食べる時に殺します

やさしそうな顔の御夫婦です
御主人さんが棒を持っていますが、なにをする為のものかわかりますか?
僕は、後で地元の人に教えてもらうまでわかりませんでした

この棒で、犬をたたき殺すのです
市場を一周して回ってきたら、喉を掻き切られた犬が店先の血の海の中に転がっていました
犬も、肉ですしね
あまりに衝撃的なので写真は載せません

ひどい、残酷、野蛮、なんとでも言ってください
では、僕らはどうなんですか?
まあ、商店街の店先で棍棒を振り回す人はいませんがね


ちなみに、こちらは商店街の並びにある、美容院


牛や豚をスライスにする過程を見たことがありますか
クジラ漁がこんなふうに見える人達もいるのだろうし、ドイツの肉屋の店先にはウサギがぶら下がっているし、ノルウェーではトナカイは牛と同じ食用です

食文化と一口でいいますが
世界の食文化は、日本人のナイーブな感性をはるかに超えて、多彩です
否定したことろで、それが文化なのです

じゃあ肉を食べるのをやめましょう、と、それが未来の姿なのかもしれませんが、サッカーで当たり負けする、相撲で勝てない、バレーボールやバスケットボールで差をつけられる、など、体格差が出てきます
勝負で勝てなくなる可能性は高いですね
それで、文明や人種として生き残れるのか
非肉食文化を維持しようとして、ついに滅亡するかもしれません

精進料理を食べるなら個人で勝手にどうぞなのであって、全世界の人々に号令して従わせることなどできないのです

文化の違いは違いとして、付き合っていくしかない

インド人はベジタリアンが普通です、そのせいかな、覇気があまり無いのだよね
やはり、肉を食べるには、電気が不足しているので冷蔵庫がなく、近くで殺してすぐに食べなければなりませんから、残酷な光景が身近にあることになり、いやだと言えばいやな感じではあります
でも、カーストの階級差別はあるのです、平気じゃないようですが、どうしようもありません

そういえば、インドのコルカタのマザーテレサの教会を訪問したことがありますが、近くの広場がヒンドゥーの生贄を捧げる場所で、黒ヤギのひずめやら、尻尾や耳の切れ端が血の海の中に散らかっていました
あれは、神聖に感じるんでしょうねぇ


日本人は動物の血を見る機会があまりまりませんから、肉食が平気でいられるんじゃないですかね
動物を殺して肉にする過程などには残酷観を感じるんじゃないですか


さて

食文化という狭いジャンルに限定しても、その違いに感情を乱されたところで、粛々と世界はより近くなります
変化のスピードは加速し、知らないうちに取り残されていたりします

文化の品格や美しさを自慢しても、聞いてくれるかどうかわかりません
力づくで文化を押しつけることもできません

国柄の違いは、その国の都合に任せるしかありません
馬鹿にしたり嫌悪したりしても、なにかが変わるわけではありません
情緒的な反応は、無駄とまで言いませんが、無力ですね

じゃどうするのか
結局は、自分自身と、自分の国を大事にするしかない
こうだと思うことを、自分の所で実現させるしかない

これからの日本は、アメリカ様の都合(TPP)、中国様の都合(尖閣)、ロシア様の都合(北方領土)に振り回され、北朝鮮の核開発は止まらず、パチンコマネーがのさばり、スパイ防止法もなく、自衛隊は削減されつづけ、緊縮財政が継続し、仕事より手当を先に求め、国債の買取消去を断行する決意もなく、住宅は供給過剰で空き家が目立ち、自殺者はいっこうに減らず、新卒が就職難でも暴動が起きず、困難と難問が山積しています

自虐や縮小均衡など、してたら、中国や韓国に感謝されますね
いつまでも幼稚でいたら、アメリカやロシアにも感謝されます

先ずは、自分がしっかりすることです
ありきたりな結論ですが
ここだけ書けば、一行でBlogが終わってしまいます
でも、それが、一番大事な原点ではないですか
 

 

仏道を歩む 多神世界をどう生きるか 動画要約

多神教の世界 : 演者は、すべての人を一つの宗教に改宗させようとするのではなく、多様な宗教や無神論者が共存する多神教の世界でどのように生きるかに焦点を当てるべきです。 仏教とキリスト教 : キリスト教のような「啓示宗教」とは対照的に、仏教は個人的な実践と理解を通じて自身の苦しみを...