量子もつれ (エンタングルメント(entanglements)) 2つの物体を宇宙の両端まで引き離したとしても、片方の状態はもう片方の状態に影響を及ぼすという時空を超えた相関をもつ 「時空を超えた相関」が、実際に実験室で検知されているのです http://chohoji.blogspot.jp/2013/01/blog-post_15.html 「 量子もつれ」 が、華厳経でいう「無尽重々縁起」や仏教の考える「慈悲」と物理学との接点だ、と考えています いつもの図ですけれど この「空」は、世界に「一つ」しかありません ま、これは正確な言い方ではなく、「一つ」というのは、数えた後で脳内に形成される認識であって、実際の「空」は、数える以前の状態でそこにあるわけです こういう時、仏教に便利な言い方があって、「一如、いちにょ」(ひとつのごとく)と言います 数えたら「一つ」なわけですが、それを言ったら「色」になってしまうので、「如」をつけて「空」であることを表現します 「空」は、そもそも数えてしまったら「色」になってしまいますから、数えませんが、いくつもあるということでもなくて、「一如」であると たとえば、仏は向うから来るから、来るが如きで、如来です 祈ったからとか、拝んだから、頼んだから来るのではなくて、仏の都合(つまり、衆生を救おうという請願)で向うから来ます それを、「仏が来る」と言ってしまったら、脳内に形成される「色」になってしまうから「如来」と、厳密に表現してるわけです ですから、ちょっと常識というか日常の感覚とかけ離れていますが 目の前のモニターは、ぱっと目をつぶれば、「空」になるわけで 地球の裏側と繋がって「一如」になります あ、これ、ネットワークがオンラインでなくても「空」ですから繋がっていることになります これを、人間の存在や、心にも当てはめることができます 我々は、地球のこちら側と裏側とでは、別々の角度から、身の回りのことを、見たり聞いたり、全く別々のことを感じているのですが、地球は一つしかありません これは、ご理解いただけると思います 同じように、「空」も「一如」ですから、あっちとこっちで別々の世界を認識していても、実は「一如」