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2013/08/10

パンテオン


今回のイタリア旅行の最大の目的は、パンテオンをこの目で見ることでした

最初のパンテオンはB.C25、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近のアグリッパによって建造され、一度焼失した後にA.D118にハドリアヌスによって再建されました。

ローマ国内全ての神を等しく奉るため、内部を円形にし壁のくぼみに神々を奉り、中心の空洞部分に人間が立つ構造の神殿でした

古代ローマ人の、人間中心に全ての神を敬う世界観が表現されています
これは、日本人の八百万の神々を敬う世界観にも通じる、と言えるのではないですか
ローマ帝国を創った古代ローマ人は、日本人と同じ多神世界を生きていたのです

「全ての神々を等しく敬い、自分を信じる」
これがローマ帝国の精神の基本です
現代の日本人は、この精神の一番近くにいると言えますね
そして、この寛容の精神が、これからの世界にどうしても必要だと思われませんか?


7世紀頃に一神教のキリスト教会に改装されてしまいました





拡大すると、現在の内部の使用状況の説明が読めます


巨大な、美しいドームを、2世紀に建造しているのです



正面はキリスト教の祭壇にされてしまっていますが、キリスト教の世界観からは、この円形ドームは生まれないのです


 ドームの中央の床には小さな穴が開けられて、雨水が溜まらない工夫がされています



ドームの天井中央は円形に空けられていて、空が見えます
古代の明かり取りの工夫でしょう

僕など、密教の月輪観を連想してしまいますね



この神殿が、古代ローマ世界にとって極めて重要だったのが、堂々とした姿から感じられますね



パンテオンの中心
http://www.chohoji.or.jp/archives/200711.htm#a

イデア
http://www.chohoji.or.jp/houwa/tetugaku.htm#a


 

2013/08/09

ローマ


修復中の凱旋門



トレビの泉



スペイン広場




フォロロマーノ



ベネチア広場の警察官



路地



野良猫




道路清掃車





  

2013/08/08

バチカン


バチカン市国のスイス人衛兵  ミケランジェロのデザインです


広場 右の四角い建物が教皇の住まい




 中央ドーム
キリスト教建築は光の使い方が上手です


大聖堂は歴代教皇の廟所でもあります
地下に歴代教皇が眠っています 
こちらは、イノケンティウス11世  ミイラ状にしてあるようです
仏教では、廟所は廟所で、お堂はお堂ですね
どういう考え方だと、こういうことになるのか、考えさせられますね


いちばん奥にあるのが聖ペテロの椅子




広場を出た所の土産物屋
写真を撮るなと言われましたが、聖堂内の撮影がいいんですからね
店員の愛想は、イタリアはどこでもこんな調子です


 

2013/08/07

イタリア ピサの斜塔

ピサは城壁で囲まれています
13世紀になるまで、ジェノバやベネチアと覇権争いをしていた名残です
イタリア統一は1861年ですから、それまでは一つの国だったのですね



ピサといえば斜塔ですが、立派な洗礼堂と聖堂があります



洗礼堂 これが、微妙に傾いているんです
一帯の地盤がゆるいのです


聖堂と斜塔


この塔が、傾いていなかったら、世界的に有名になったかどうかは、わからないわけです


聖堂の内部   じつに立派なのです


見にくいですが、中央部に釣り下がっているのが、ガリレオが「振り子の等時性」を発見したと「言われている」灯篭です


聖堂正面



洗礼堂内部




「聖堂」「洗礼堂」「鐘楼」の配置





ここでも「聖堂」「洗礼堂」「鐘楼」で3点セットになっています
教会建築の3役ですね

お寺の場合は、3役といえば「本堂」「大門」「仏塔」となります
キリスト教との違いで特徴的なのは、「大門」に扉がないことですかね

長保寺 大門

キリスト教は洗礼をうけることが信仰の必要条件になりますが、仏教は門が開かれています

唯一の神を信じる立場と、諸仏諸菩薩を信じる立場の違いが、はっきりと建築様式に表現されています



ピサのジェラードの屋台
イタリアでは、どこでも、やや愛想が悪いです
東洋的な微笑みは、無いですね
 



 

2013/08/06

フィレンツェ ウフィッツィ美術館

ウフィッツィ美術館は内部の撮影禁止ですから、ご紹介できる画像がありません
フィレンツェはルネサンス発祥の地で、レオナルド・ダビンチもフィレンツェ出身ですから、土地の雰囲気が自由だったのだろうと想像されます


ウフィッツィ美術館の入り口



ミュージアムショップで買ったコップ

ミュージアムショップで日本語の図録があったので買ったのですが、10カ国語くらいあったと思います
とにかく図録売り場が本屋のように大規模で、笑ってしまいました
それだけ収蔵品が凄いということですね



ウフィッツィ美術館から眺めたベッキオ橋




フィレンツェの夕景(午後9時ごろです)

街の美しさ、という尺度を日本人は忘れてしまっていますね
それがなんぼのもんじゃ、と言われそうですが、「観光」はもちろんですが、「生活の質」と結びついているように思いますね



美術館前の広場には

物乞い
 



 観光馬車



 広場のど真ん中に、なぜかゴミ収集車

のどかです


 

2013/08/05

イタリア土産

フィレンツェのスーパーで買い物をしてみました

スーパーの入り口 ホテルの向かいがスーパーです
イタリアは、店舗の入り口が、日本に比べれば地味です
町の美観には、このほうがよろしいかと思いますけどね

入り口の右に坐っているのは物乞いの人です どこでもよく見かけます


中はこんな感じ


スナック菓子の主流は甘いチョコレート系です
夏場、日本にもって帰れませんので、クッキー系を買ってみました

どれも、けっこう固いです





オリーブオイルは、棚から減っているのを選んでみました
村々で独自のブランドを作っていて、村の数だけオリーブオイルがあるといった感じです
作り方にも徹底的なこだわりがあるらしく、ワインの製造に似ていますね

棚から比較的減っていましたので、たぶん、売れ筋だと思います
どれも5ユーロ位です




2013/08/04

フィレンツェ サンタ・マリア・デル・ フィオーレ大聖堂

サンタ・マリア・デル・ フィオーレ大聖堂とサンジョヴァンニ洗礼堂
右の塔が鐘楼です

「大聖堂」「洗礼堂」「鐘楼」がキリスト教建築の三役のようです

 



写真だとわかりにくいですが、手前の八角形の建物が洗礼堂で奥の丸いドームが大聖堂です

上から見るとわかりやすいです





  




右が大聖堂で左が洗礼堂です

洗礼堂でキリスト教に入信する洗礼を受けて、それからでないと大聖堂に入れない、といった時代もあったそうです

実際に行ってみると、キリスト教の仕組みがよくわかります


大聖堂の入り口   外観だけ観光しました






洗礼堂の扉

実はこの扉はレプリカで、茂登山長市郎さんという日本人が復元の費用を寄付しました


「天国の門」

キリスト教では洗礼を受けなければ、キリスト教徒とは見なされません
イタリアは特に、イスラムと近くで対峙していましたから、強くこだわることになったのだと思います



広場の土産物屋







仏道を歩む 多神世界をどう生きるか 動画要約

多神教の世界 : 演者は、すべての人を一つの宗教に改宗させようとするのではなく、多様な宗教や無神論者が共存する多神教の世界でどのように生きるかに焦点を当てるべきです。 仏教とキリスト教 : キリスト教のような「啓示宗教」とは対照的に、仏教は個人的な実践と理解を通じて自身の苦しみを...