五感と脳内世界: 我々は五感で外界を感じ、脳内に印象を形成し、その印象に基づいて心が動くという生き方をしています。目を瞑った向こう側の世界には、時間も空間も、そして過去も未来もすべてが存在しています。
空(くう)と脳内世界: 人の数だけ脳内世界が存在し、それらすべてを含めて「空」と呼ぶことができるます。お互いの脳内世界の中に互いが含まれているという、複雑な世界のあり方が「空」です。
悟りとお経: 般若心経に書かれている「般若波羅蜜多」(知恵の方便)によって、「阿耨多羅三藐三菩提」(無上正等正覚、この上ない悟り)が得られると説明しています。この悟りは「空=空」という形で説明されます。
仏と空: 目を瞑った向こう側の世界、すなわち「空」の中には、仏が存在しています。この「空」があるからこそ、仏の心に触れることができるというのが、仏教の根本的な考え方です。
また、動画では長保寺にある世界最古の般若心経の一部である「隅寺心経」についても言及しています。