色即是空 空即是色
「 色即是空 空即是色 」 般若心経で最も有名な一節です 般若心経の模式図 図解 般若心経 図解すると、こうなります 人間の側(色)から 空 を見ると、五蘊・十二因縁・四聖諦になり 空 の側から人間(色)を見ると、不生不滅不垢不浄不増不減になります 様々な啓示宗教は、人間の側から神を語ります 人は神にはなれない、ことになっていますから 仏教は、 空 の側から人間(色)を見ることを求めています 悟りの境地と言うこともできます 仏が、この世界を見たら、不生不滅不垢不浄不増不減に見える、と 般若心経の世界観によれば、五蘊・十二因縁・四聖諦は脳内世界で、実在しません 空 の側から見れば、苦集滅道(四聖諦)は、不生不滅不垢不浄不増不減です 人間の存在に、 空 が落とし込まれると 色 になり、因果に束縛されます 苦しみ(苦)には原因(集)があり 取り除く(滅)方法(道)がある この因果の法則を超越した世界が、つまり 空 です 「 照見五蘊皆空 度一切苦厄 」 これは、般若心経の冒頭の一節です 般若心経は、 空 の側から説かれています 神々が様々な奇跡を起こしたり、加持祈祷で病気が治ったりするのは、このへんが理由だと思います 般若心経の祈祷法