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9月, 2008の投稿を表示しています

クオリティ

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シュウカイドウ なんか今、クオリティのことを考えている 日本はようやく経済成長が一段落して横ばいになってきて、先進国並みの生活をまねることもできるようになってきたけれど、まだまだクオリティに価値があるという考え方が一般的になっているわけではないと思うよ やってることの中身が同じなら、かっこいいほうがいい ただそれだけのことなんだけれど よけいに手間がかかったり、お金がかかったり、時間がかかったりするから、ボツになったりする でも、好きとか嫌いではなく、クオリティを追及しないなら進歩はないんじゃないですか まあ、「かっこいい」とはなにか、とか言い始めると難しくなるが 感性の問題だと思うが、やはり、いいものをたくさん見ているうちに自然に身に付くもんじゃないでしょうか 程度の高いものに触れる、見る、ということを意識的にしていれば、知らず知らず細かいところに気が付くようになるもんです、それが、進歩でしょうね 絵画、音楽、料理、建築、ファッション、車、なにごとにも言えている 人間関係や宗教にも言えるかもしれない 骨董品なんか特にそうだけれど、本物を一度も見たことのない人は、真贋を見分けることは絶対にできないのです ま、ぼんやりしてないで、意識的に、いいものを探してみようかな、とか、考えてます

修行に対する考え方

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先日あるお寺の行事で、近くの天台の住職が4人程集まった その席で施餓鬼作法の話になった どうも天台では、作法の統一が無い、という話 つまり、法曼流(ほうまん)と穴太流(あのう)という2大派閥があって、ちょっとづつ作法が違う 信仰や修行は、個人でするものだから、作法に統一感があろうとなかろうと、どっちでもよさそうなものだけれど、何人か集まって法要をするとなると、それでは困る それが、もう、鎌倉時代からバラバラなんです だから、やる度にちょっとづつ違うということにもなる 高野山では中院流という流派で一応統一されてはいる しかしながら、密教の作法は、厳密に言えば、ほとんど無数のバリエーションがあり、実際に、施餓鬼法だけでも、無数の拝み方があり、中院流にもいろんなバリエーションがある 僕は高野山の中院流でも2種類の伝授を受けている こういうことは、お寺の住職でも、ほとんどの人は知らない つまり、「こういう時にはこうする」、という方程式のようなものは無いということなんです だから、原理主義など、つまり、独裁主義に過ぎないということでもある フランチャイズの外食チェーンのような、マニュアルどうりやれば同じ味になるようなことを考えていても、密教には元々そんなものが無いのだから、新たにお家元を作るような努力が必要になるでしょうな 天台では3年籠山(ろうざん)という制度があって、3年間比叡山を出ずに修行する人が、今でも年に10人前後初めていると思うが、これは、100日回峰や常行三昧をしたりもするが、ほとんどの期間は山内の各御堂で小僧さんをすることになっている 人間関係の中で評価されることが必要だと考えているからでしょう 高野山にはこのような制度は無く、修業は基本的に一人で籠ってする いわば、個人的な達成感が目的で、超能力者を目標にしているような感じになる まあ、僕的に言えば、どんな超能力があっても、人間関係が滅茶苦茶ではダメなわけで、天台的な考え方が洗練されていると思いますがね 天台 作法の統一感が無いが、人間関係を重視 高野山 作法は一応統一してるが、修業は個人的なもの うーむ どっちもどっちだが(汗) やっぱり、大乗仏教の母山と、真言密教オンリーの、考え方の違いが出てますねぇ

よくあるパターン

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先日、とある新興宗教の人達が来て、うちの本堂で「世界平和の祈り」をあげさてくれという なんでも、上からの指示で、ある決められた日程の間にしたいのだそうだ 某有名寺院の名をあげて、去年はあそこ、その前はどこそこ、と各地でやっているらしい     でかい寺でチヤホヤするから、調子にのるんだョ なんで、うちに来るんだよ 自分のところで祈れば済む話だろ   「世界平和の祈り」そのものは反論するところが無いもんね まあ、いろいろ団体によって言い方は違うみたいだが で 「うちの寺を利用して、ご自分達の宗教の宣伝をしたい、という理解でよろしいんですね?」 と、丁寧にお尋ねしました おとなですから 新興宗教の信者さん達、黙ってました 正直だね     新興宗教と言っても、ピンからキリまであるのですが、 教祖様に対する極度の崇拝 貧病争といった日常生活の問題に対して、信仰が直接的解決になるという、過度の刷り込み 自分の宗教を無遠慮に広めようとする、自己中的信念 など 無気力な伝統宗教に無い、さまざまな共通した特徴があります まあ、好き嫌いはあるでしょうが   来年は、「あのお寺でも祈らせてもらいました」と、どこかの寺でお話しになるであろうと思うと、アホらしくなりますな

透明水彩

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娘がペンタブレットを買ったのに刺激されて、ふと思いついて、透明水彩のスケッチを始めました 水彩絵の具は、子供のお古でいくつもあるのですが、ちょっとしゃれたスケッチセットが欲しいと思って、画材屋まで行って選んできました この絵具を全部使い切ったら、英国製の絵の具でも揃えようかと思います 娘は高校では美術部の部長でしたので、難しいことばかり言いますが、僕は、マイペースで、なるべくズボラな書き方をしようと思っています 基本、サラサラっと 濃いめの鉛筆で輪郭をサラっと描いて、ちょいちょいと絵具を乗せる、終わり

大麻考

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ヤブラン   大麻ですけど 医学的に言うと、人体にたいする毒性は酒やタバコに比べると軽微だという説があるらしいですね まあ、僕的に言えば、変な霊が寄ってくるんでお勧めはしませんが なんと言いますか、独特の匂いが、独特の霊を呼ぶんでしょうかね バリヒンドゥーのお面など思い浮かべていただくと、イメージがつかめます      仮説ですが 全く、無害、無毒なドラッグが開発されて、オリンピックで金メダルを取った時のような高揚感と至福感を得られるとします これって、人類全てが「小原庄助さん」みたいに「朝寝朝酒朝湯が大好きで それで身上つぶした」状態になって、向上心も努力も無くなってしまって困るんではないでしょうか このパーフェクトドラッグの胴元は、世界を支配することも出来るようになるかもですね   ただ、生命進化の歴史を考えると、生物種は適度なストレスを克服することで、進化あるいは更なる適応を進めているわけで、現状に満足しきってしまえば、シーラカンスのように、あれはあれで、深海で多分幸せなわけで、自己満足の檻の中に取り残されることになりそうです と言って、さらなる進化をしてどうなるのか、さっぱりわからんのですけど(汗) それでも、自己陶酔とか自己満足は、慈悲とか共感、思いやり、とは異質なわけで、そこらへんが、薬物による多幸感と、ほんとの幸福との境界線なのでしょうね

ハードディスクの引っ越し

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まあ、これも仕事の一環ということです 起動するのが2回に1回は失敗するようになったハードディスクを新しいハードディスクに取り替えて、なんとかフルタワーのパソコンを使い続けようという試みです タワーそのものは、もう10年以上前のものですが、マザーボードは5年前に入れ替えて、win2000なら使えます それで、使えそうなハードディスクをさがしました Ultra ATA対応 内蔵型HDユニット(3.5型) http://www.logitec.co.jp/products/hd/lhddaak.html これの、なかなかに優れものの点は、ハードディスク丸ごとコピーできるユーティリティソフトがおまけで付いている点です いちかばちか、設定ごと引っ越せることを信じてやってみました 引っ越せるはずが、なかなか再起動しない・・・ ついにお亡くなりになったか・・・ 久しぶりに、本気で祈りました(汗) と、試みること20回目位にやっとこさ再起動して、コピーを開始しました やれやれ、めでたく引越し完了 何回もガチャガチャと繋ぎ換えたりして、朝から初めて日暮れになりました 設定ごと引っ越せたので、使い心地は元通りになりました まあ、予備のコンピューターにして待機させておくことにします

除草剤散布

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境内の広さは15000坪ありますから、雑草の生育も半端じゃありません これは10リットルの電動噴霧器にキャスターを取り付け、10mのホースをつけて長いノズル棒に飛散防止カバーを付けたものです これで、除草剤のラウンドアップの100倍液を雑草にかけます ラウンドアップは最近になって特許が切れて、同じ内容のものが5分の1位の価格で買えます いかにアメリカの農薬屋が大儲けしていたかということですが、たぶんロビー活動のせいで、特許切れのコピー製品は農地では使えないようになりました でも、非農耕地の雑草には使えます 去年まではこれを背に担いで使っていましたが、散布回数が多くてたいへんなので、キャスターに乗せて使えるようにしました 似たようなしかけの道具も市販されていますが、大変高価ですので、自作しました 月に2回くらい、どこかに散布していますが、境内を一周するころには、雑草はもとにもどってしまいます

9月の行事予定

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9月19日 史跡清掃奉仕 海南市老人クラブ 午前8時より 9月23日 戦災死者慰霊祭 午後1時 9月24日 檀家秋彼岸会 午前10時

牡丹の消毒

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背負子に10リットルの電動噴霧器を乗せ、農業用ノズルをつけてあります お寺の生活について、それなりにイメージをお持ちと思いますが、うちの場合、どこにも同じような寺がありませんから、どの寺ともやっていることが違います 少しづつご紹介していこうと考えています     第一弾のこれは、花の消毒につかう道具です 牡丹の花だけで100株以上ありますから、10リットルタンクで2回消毒します 去年あたりから、牡丹のシンクイムシの被害が多発しています 温暖化のせいでしょう それで、夏場に2週間に一度くらいのペースで消毒します モスピランの2000倍液と木酢液10ccに展着剤として中性洗剤を少し加えます モスピランは、農業用の劇薬ですので、普通の園芸店では売っていません 残留性と浸透性があり、食用の野菜などには使えませんが、シンクイムシに有効です 木酢液は虫よけに効きそうなので 展着剤は市販のものもありますが、中性洗剤を使っている農家も多いと思います 成分は変わりません ノズルは、一般の園芸用はすぐに壊れるので使えません 今使っているのは、ミカンの木などを消毒する時に使う大型ノズルです もちろん、使うのは僕です

なぜ仁王さんは裸なのか

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大門仁王 吽形     ロシア人の力士の話の続きですが なんだかんだ言っても、日本まで来て、ちょんまげ結って頑張っているんだから情けもかけたくなります 大麻についても、あちらでは若気の至りのちょっとした非行であって、日本ではいきなり解雇とか喰らわせられるのでビビッて無実をまくしたてるのもわかります ちょっと不良かもしれないけれど、日本が好きで、相撲が好きで、力士をしていたのでしょう 反省して、やり直し、という道筋もあってもいいんではないかと思います     ところで、相撲は冬でも裸でやるものと決まっていますが、もともとは仁王さんの姿らしいですね よく見ると、髷を結っています 僕の高野山時代の友人に、相撲で国体やインターハイの常連だった者がいます 一緒に、加行監督をしましたが、彼は後に奥之院の行法師をしばらくし、醍醐で修験の行をしました とにかく馬力が違っていて、一緒に仕事をしていてこちらがくたびれ果てるころ、体が温まって調子が出てくるのです その彼に、 「なぜ仁王さんは裸なのか考えたことがあるか」 と聞かれたことがあります 仁王さんは、裸で門番をしているのです なにも隠さず、正々堂々と、門を守るのです 嘘偽りが無いのです それでなければ、門前に立てないのです 飾りを捨てて、心と心を通わせるのです     ロシアの子も、裁判で決着つけたとしても、仁王さんの心がわからなければ、大相撲の力士にはなれんなぁ

御廟門の土台石

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ロシア人のお相撲さん、相撲のクオリティーのレベルに達していなかってことでしょうか ごちゃごちゃ言ってるようですが、ああいうのは大陸の人達では普通にあることで、むしろ日本人が国際標準からすればお人良しなんです インドでも中国でも、へ理屈はすごいよ 相撲部屋の親方達の温かさはわかるけど、これは、温かさを理解できる人間に通じることで、温かさを踏み台にして私利私欲を主張する人間には通じません 長く人気を保ち続けるスポーツには、芯になる伝統があって、これは、そのレベルに達してない奴は出て行ってもらうしかない 心技体とはよく言ったもんで、先ず、心なんだなぁ ま、土台ということで

山の神様の社

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ご神体は、天竜さんという白蛇です 総裁選挙ですが 自民党にもいろいろ事情はあるとは思いますが 大きな政府か、小さな政府か、はっきりさせる必要があるだろうと思いますよ 財政出動と言ったって、財源がないんだから、消費税アップか国債発行しかないわけで それがいやなら、行政改革断行ということになるが、官僚制度の悪口を集めても即効性はないよ、もっと優秀な仕組みなどこれから作らなければどこにも無いんだから なにごとも民営化とか民間活力導入とか言うけど、うちのような勅願寺はとっくに民営化しているんで、言わせてもらいますが、経済的なスケールが小さくなるのは避けられません だけど、官営では維持できないなら民営にするのであって、つまり、社会全般、委縮します 経済活動が縮小均衡しないような施策が必要ですね 民主党は、なにか根本的に勘違いしてるんで、あてにならないと思いますよ

Vista

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このところコンピューターの引っ越しにかかりきりだったのがやっと一段落した Vistaですけど、もひとつ慣れませんね いままでwin2000で間に合っていたので使い勝手が悪い Atokは、かなり相性が悪い ソフトの対応がいまいち Vistaのいいところは、起動がしやすいところかな HOMEPREMIAMのウインドウ切り替えは、使ってみると意外と便利

睡蓮

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そろそろ秋の観光シーズンの準備をしなければなりません S新聞から観光特集の広告の電話 泉南地域に17万部入って、*万円、数年前だったら相場だけれど、ちょっと高い 最近は広告費をどこでもケチっていて、新聞広告もやりずらいだろう 昨日DELLが届いて、パソコンの引っ越しほぼ終わり オフィスをプリインストールにしたのでだいぶ手間が省けた それにしても、新しいWORD、だめだね、こりゃ ま、慣れるしかないか

このフルタワーともお別れだ

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事務机の周辺というのは、それなりの合理性というものがあるわけで、ただ散らかっているということではありません(汗) そういえば 10年以上前ですが、和歌山新報という地元新聞に記事を書いたことがあります インターネット出始めのころだなぁ 物好きなオタクという扱いだったと思うけど、様変わりしたもんです

夏の終わりの気配

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そろそろ、夏も終わりますね 山に入ると、落ち葉が目に付くようになりました 時の過ぎるのは早いもんです

サルスベリ

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最近、コンピューターの調子が悪くて、もう三回起動する時フリーズした この症状は、ハードディスクの不調で、ハードディスクはそもそも消耗品で、毎日ガリガリ使っていれば、いずれすり切れる ディスクを替えて、インストールし直せばいいんだけれど、マザーボードがもう5年前のもので、メモリ等々この機会にグレードアップしようにもジャンク品を探し回るしかない 毎度のことながら、憂鬱になる 使っているソフトを全て再インストールして、メールの設定、パスワードの設定、データの引っ越し、など、かかりきりになるなぁ

タカサゴユリ

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タカサゴユリ 花の名前は、台湾の地名の高砂だと思います この2,3年目立って増えて、大株になってきました やはり、温暖化の影響だと思います