心経を最も単純な図式にすれば、こうなります
心経の解説のページを色々作ってきましたが、一番の理由は、長保寺に隅寺心経があるからです。
隅寺心経に関心を持って調べるうちに 釈尊が舎利弗に心経を説いたー>舎利弗の墓はナーランダーにあるー>玄奘はナーランダーで学んだー>玄奘が中国でサンスクリット語から漢訳に心経を翻訳したー>インドでも中国でも原本が失われたが、日本に伝えられて残されているー>行基が聖武天皇と光明皇后のため、玄奘訳の心経を書写させた(隅寺心経、現存する最古の心経)ー>そのうちの一巻が長保寺にある このことから、長保寺の心経が、最も正当で本流の伝承であることが確認されます サンスクリットでचित्त (Citta): 思考、感情、意識 サンスクリットでहृदय (Hṛdaya): 「心臓」、感情の中心や精神的な核心としての心を指す 後世のサンスクリット本ではहृदय (Hṛdaya)が使われている 隅寺心経では、一般的な「般若心経」ではなく「心経」が使われているが、これは、「教えの核心」を示すために使われたと考えられる これらのことから、長保寺の心経の解説が仏教全般の理解のための早道となるだろうと考えました