日々是好日



日々是好日(ひびこれこうじつ)
禅の言葉です

『雲門垂語(すいご)して云く、十五日已前(いぜん)は汝に問わず、十五日巳後(いご)、一句を道(い)いもち来れ。自ら代って云く、日日是れ好日』(碧巌録)

毎日が好き日である、という意味ですが
これ、先日の自己実現プログラムそのものなのです

朝起きた時、「あー、今日もいい日だ!!」と、おもいきり、ニッコリする

夜寝るとき、「一日、すごくいい日だったなー!!」と、おもいきり、ニッコリする


どうして、いい日なのか?
その理由は、脳幹の網様体賦活系が、無意識のうちに必死で探しまくるのです

雨のしずくがキラっと光るのに出会えた、ことかもしれないし
通りがかりに、思いつきで買った宝くじで大金があたることかもしれない

いい日!!と決めつけて、気分もいい気分になってしまえば、いい気分の理由は、脳が勝手に、後で探してくれるのです


いいことがあれば好い日で、悪いことがあれば悪い日、と考えるのが当然のように思えますが、実はそうではありません
同じことが同じように起こっても、それを解釈し、どう感じるかは、人によって違うのです

その、解釈に、人によって個性があります
癖ですね

何事も、ネガティブに、悪い方に悪い方に考える人
何事もポジティブに、どんな問題が起きても、その中から、好い事を見つける人

健康に暮らしていても、いつも病気になった時のことを心配する人
病気になっても、まだ生きているじゃないかと、笑い飛ばす人


これは、なにごとについても言えます

あら探しばかりする人
長所を探す人

人の欠点や、過去の失敗、悪い連想、などばかり言う人を、ドリームキラーと言うそうです
ま、ドリームキラーにはなりたくないな、とは思いますね(^^;)

それで
好いか、悪いかは、単なる印象です

それならば、「好い」と決めてしまうのです
理由は、後で、脳が勝手に探してくれます

すると、好いことだらけになってしまいます

それが、禅の悟りであり、最新の脳科学の応用であると

こんな簡単でいいのかなー

それで、いいのだ!


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