身近な表現で言えば、理想だけ追求してもダメで、現実だけ重視してもダメなんです
理想と現実、両方あるのが人生です
理想でもない、現実でもない、なにが重要なのかというと、慈悲ではないですか
理想だけ求めて他人を非難し、欠点を探しても、なにも解決しません
現実の利害得失だけ求めても、出口のない堂々巡りが続くだけです
一番大事なのは、理屈でも、辻褄合わせでもありません
両方十分理解したうえで、今、人のために出来ることをすることです
理想を語り現実を知り、そして、苦しみを除き喜びを与えるのです
毎年文化の日に十夜会(大治3年(1128))から続く、念仏法要が勤修されます 法要の後に、ささやかな奉納コンサートを行ってきました 今年でもう12回目です 1128年というと、法然さんや親鸞さんがお生まれになる前です 念仏そのものは、慈覚大師が五台山から招来したものですから、...