パンテオン


今回のイタリア旅行の最大の目的は、パンテオンをこの目で見ることでした

最初のパンテオンはB.C25、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近のアグリッパによって建造され、一度焼失した後にA.D118にハドリアヌスによって再建されました。

ローマ国内全ての神を等しく奉るため、内部を円形にし壁のくぼみに神々を奉り、中心の空洞部分に人間が立つ構造の神殿でした

古代ローマ人の、人間中心に全ての神を敬う世界観が表現されています
これは、日本人の八百万の神々を敬う世界観にも通じる、と言えるのではないですか
ローマ帝国を創った古代ローマ人は、日本人と同じ多神世界を生きていたのです

「全ての神々を等しく敬い、自分を信じる」
これがローマ帝国の精神の基本です
現代の日本人は、この精神の一番近くにいると言えますね
そして、この寛容の精神が、これからの世界にどうしても必要だと思われませんか?


7世紀頃に一神教のキリスト教会に改装されてしまいました





拡大すると、現在の内部の使用状況の説明が読めます


巨大な、美しいドームを、2世紀に建造しているのです



正面はキリスト教の祭壇にされてしまっていますが、キリスト教の世界観からは、この円形ドームは生まれないのです


 ドームの中央の床には小さな穴が開けられて、雨水が溜まらない工夫がされています



ドームの天井中央は円形に空けられていて、空が見えます
古代の明かり取りの工夫でしょう

僕など、密教の月輪観を連想してしまいますね



この神殿が、古代ローマ世界にとって極めて重要だったのが、堂々とした姿から感じられますね



パンテオンの中心
http://www.chohoji.or.jp/archives/200711.htm#a

イデア
http://www.chohoji.or.jp/houwa/tetugaku.htm#a


 

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