インド仏教聖地巡拝 写真
インドでは、どこに行っても子どもを見かけます
学校に行っている子も多いし、行っていない子も多い
学校に行っていない子は、働いています
小さい子が、赤ちゃんの子守をする光景も珍しくありません
大人は、日本人から見たら怖い顔で、全く笑顔がありませんが、子どもはいつでも元気いっぱいで、よく笑います
本当に、インドでは大人の笑顔は、ホテルの従業員ですらありません
愛想笑いという文化は、インドにはありませんね
仏跡で、 大人の笑顔に出会えるのは、ネパールに入った時くらいです
インド人に比べれば、日本人は、ほとんどいつも笑顔です
これは、仏教のおかげかな、と思いますね
インドでは13世紀頃、イスラムが侵入し、仏教は徹底的に破壊しつくされました
破壊と虐殺から逃れた仏教徒が東アジアで仏教を伝えて今日に至るのです
ブッダガヤの大塔(お釈迦様が悟りを開いた地)は、仏教徒が逃げる時に、埋めたのです
埋められていたのを、イギリス人のカニンガムが発掘したのが、今の大塔です
てっぺんの1m位だけが地表に出ていたので、下を堀ったら、ごらんのとおりの塔が出てきたのです
ですから、お参りする時は、掘ってあるすり鉢状の土地の階段を下りていくのです
現在のインドでは、お釈迦様は、ヒンドゥー教でヴィシュヌの9番目の化身ということになっていますから、大塔も、それなりに、盛んにお参りしてもらっています
文化や歴史の破壊は、意図的に、大規模に行われることがある、ということです
こうして、建造物は発掘されましたが、笑顔はまだ戻っていませんね
まあ、イスラムの行為そのものを先ず求める姿勢と、ヒンドゥー教の現実的功利主義優先の姿勢からは、一銭にもならない笑顔など生まれないということですかね