本当の資源
なんと言いますか、日本論ブームかな
もうどこにもお手本にする所がなくなってきて、材料を自分の足元から探し始めた
最近読んだ本
*は僕の評価
とてつもない日本 麻生太郎 ***
強く明るく、というテーゼが感じられます
総理総裁となると、やることなすこと批判の対象になるけれど、このくらいの本を書いてから批判するならしてほしい
後出しジャンケンで、こきおろしする位のことは誰でもできるんです
麻生総理は、就任してすぐ解散するべきだったかもね
僕の周辺の、自民党を支えてる中心メンバーの方たちも、自民党自体に愛想を尽かし始めてる
なるようになるでしょう
マンガ昭和史 渡辺昇一 **
読まずにケチをつけちゃいけなんで読みました
外れたことは言ってないけどね
田母神さんの師匠格の人なんだけど、まともですよ
僕は明治政府の徳川潰しを知ってますから、まあ、敗戦とはこんなものだという印象ですね
歴史を書き換えたいなら、戦争しなけりゃならないんだよ
それが、戦争の意味なんです
そんな、覚悟があるのかな
独走する日本 日下公人 ***
まあ、どこの国も威張ってるんだよ
このくらいのことを言っても、世界では、普通でしょう
ただ、空威張りに終わるかどうか、ということなんですよ
ピーチクパーチクおしゃべりしても、実力がなければ、無視されて終わりです
それが、その、世界では、おしゃべりしない奴は、中身のない奴ということにされてしまいますから、目一杯主張することも必要ってことになる
あと3年で、世界は江戸になる 日下公人 **
ああ、これは、ホラ話です
江戸趣味は、これから色々出てくると思うけど、ま、編集者的には狙ってみたんでしょう
脳にいいことだけをやりなさい マーシー・シャイモフ 茂木健一郎訳 *
中身は、パクリだらけのパッチワークです
瞑想の効用とか、信念の魔術とか、イメージトレーニングとか、僕的には、わかりきった常識です
勝手に自分の手柄にするなよ、と言いたい
茂木さんは知らなかったんだろうかね、ま、好意的に解釈して
大脳生理学からアプローチして、この本の内容にたどりつくには、まだまだ時間がかかると思いますよ
茂木さんが、この本の続きを研究してくださるんなら、大いに期待したいですね
日本でいちばん大切にしたい会社 坂本光司 *****
この本は、皆様にお勧めしたいです
ぜひお読みください
この本では、経営の目的を、重要な順に以下の5つに定めています。
1 社員とその家族を幸せにする これが一番大事
2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せに、活性化させる
5 株主を幸せにする
そして実際これを実行して、大成功している会社を紹介しています
日本は資源の無い国です
石油も、鉄鉱石も、レアメタルも、外国から買わなければなりません
食料の自給もおぼつきません
でも、世界でも有数の豊富な資源があるのです
それは
人、です
人口でいえば、世界で10番目に多い国です
内定取り消しとか、派遣切りとか、やむをえないこと、なのでしょうか
日本の文明デザインを考え直さなければならないんじゃないか
武田信玄じゃありませんが、「人は石垣、人は城」です
今年、ノーベル賞で日本人が4人いましたが、学会では、日本の学問奨励の政策に危機感を持っているのです
持っていきかたで、まだまだ良くなるし、潰れてしまう可能性も大いにあるのです
人こそ資源、です
クリエイティブ産業も、人が資源です
これこそが、未来の産業です
日本は、明確な強い意志を持って、人を大切にしなければなりません
僕的には
人の中身は、心です
で、心の中身はなにか、考えたことがありますか
心の中身は、あなたの存在そのものです
全ては、あなたの心の中にあります
まあ、仏教では唯識といいますが
それで、先ほどの本の1番大事な「社員とその家族を幸せにする」の前に
自分が幸せになる
を付け加えることにします