2012/06/12

御霊殿(おたまや)の調度 1

長保寺の御霊殿(寛文七(1667)年竣工 和歌山県指定文化財)では、建立当時の調度が、そのままの姿で今も使われています

御霊殿は一見、質素で剛健な佇まいですが、仔細に観察すると、非常に手の込んだ意匠が施されています
これ見よがしな派手な意匠ではなく、わかる人にはわかる、さりげなく、重厚な表現が随所に見られます




四葉七宝象嵌彫金釘隠 江戸初期 長保寺御霊殿







第12回御霊屋コンサート

  毎年文化の日に十夜会(大治3年(1128))から続く、念仏法要が勤修されます 法要の後に、ささやかな奉納コンサートを行ってきました 今年でもう12回目です 1128年というと、法然さんや親鸞さんがお生まれになる前です 念仏そのものは、慈覚大師が五台山から招来したものですから、...