胎蔵曼荼羅図

胎蔵曼荼羅図  縦105.2 横88.2
鎌倉時代後期(十四世紀)

曼荼羅(まんだら)ですね
仏教は紀元前500頃始まりました、このような大がかりで立派な曼荼羅が整備されたのが紀元500頃
それが、中国にもたらされたのが紀元700年すぎ
弘法大師と伝教大師が日本に将来したのがそれから100年後くらい
ですから、曼荼羅は、お釈迦様生誕後1300年ほどしてから、日本に来たことになります

インドでは、金剛界曼荼羅は南インド、胎蔵曼荼羅は北インドで信仰されていて、中国でも別々に信仰されていました
また、インドに行くとわかりますが、実に様々な得体の知れない曼荼羅が、今でも作られ続けています
まあ、仏さんを並べて描けば、それで曼荼羅の一丁上がりです

その、一種混沌とした状況を、神僧達の運命的な出会いと天才的な洞察力で、整理整頓して、エッセンスのような洗練された曼荼羅だけが残されていきました


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