2012/12/13

小襖引手 2

長保寺客殿床の間(和歌山県指定文化財) 打出兎小襖引手 江戸後期














襖の絵は、岩瀬廣隆です(1808~1877)
ぼんやりとした絵に見えますが、写真のせいではなく、こういう画風なのです

小襖のある床の間は、客殿(安永8年(1779)) にありますから、絵よりも引手は古いかもしれません

兎の意匠は、徳川家では、様々な場所でよく用いられます
徳川家康が大国主命を厚く信仰し、因幡の白兎の神話から、「優しさと恩返し」の象徴として兎を大事にするようになりました

 
  

金輪佛頂像法 書き下し

  陀羅尼集經 T18n0901_p0790a22(00)金輪佛頂像法 欲畫其像。取淨白疊若淨絹布。闊狹任意。 不得截割。於其疊上畫世尊像。 身眞金色著赤袈裟。戴七寶冠作通身光。手作母陀羅。 結跏趺坐七寶莊嚴蓮華座上。 其華座下豎著金輪。其金輪下畫作寶池。 遶池四邊作鬱金華。及四...