2012/12/08

軸端(じくばな)

塗金三葵紋軸端 江戸時代 直径25mm


掛け軸を巻く軸木の端につける金具です
古来、趣向をこらした材料で作られてきました

これは、一つしかないので、取れてしまった物を、とりあえず保管していたもののようです

葵紋をつけた軸端は、多くはないです
藩主の最も身近で使われた調度品で使用されたと考えられます


余談ですが
こうして古びていますが、これを「古色、こしょく」と言って、本物だけが持つ時代を経た証(あかし)です
ピカピカに磨いてしまったら、歴史性が失われ、ほとんど値打ちが無くなってしまうかもしれません

偽作は、こうした古色も模倣しますが、真似しきれるものではありません
本物を間近で見たことがある人なら、すぐ見分けがつきます





金輪佛頂像法 書き下し

  陀羅尼集經 T18n0901_p0790a22(00)金輪佛頂像法 欲畫其像。取淨白疊若淨絹布。闊狹任意。 不得截割。於其疊上畫世尊像。 身眞金色著赤袈裟。戴七寶冠作通身光。手作母陀羅。 結跏趺坐七寶莊嚴蓮華座上。 其華座下豎著金輪。其金輪下畫作寶池。 遶池四邊作鬱金華。及四...