2012/12/07

懸金具

三葵紋塗金装飾懸金具 江戸時代初期 縦68mm横114mm

長い歴史の間、使われなくなったり、外れたりした金具を大切に保管しています

これは、天蓋(てんがい)という仏殿の荘厳具に使われていたものです
御霊殿に似たものがありますが、こちらの方が細工が細やかで、時代も古いものです
一格上と言っていいです

わかりにくいと思いますが、御霊殿の金具と三葵紋の葉脈を比べると、こちらの方が細かいです
時代が新しくなるにつれて、葉脈が太くなります



御霊殿の金具は、おそらく上の金具を模して作ったものでしょう
角度も若干違います
紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋 織出三葵紋金襴和幡彫金装飾懸金具

織物は絹糸の草木染です



御霊殿天蓋幡


 

金輪佛頂像法 書き下し

  陀羅尼集經 T18n0901_p0790a22(00)金輪佛頂像法 欲畫其像。取淨白疊若淨絹布。闊狹任意。 不得截割。於其疊上畫世尊像。 身眞金色著赤袈裟。戴七寶冠作通身光。手作母陀羅。 結跏趺坐七寶莊嚴蓮華座上。 其華座下豎著金輪。其金輪下畫作寶池。 遶池四邊作鬱金華。及四...