手斧初め(ちょんなはじめ)


今日は、四天王寺でおこなわれた手斧(ちょんな)初め式に招待されて行ってきました
1400年続く伝統の儀式です
正月の仕事始め式ですね
四天王寺金堂の扉を締め切ったなかで、ロウソクの光の中で厳粛に執り行われます
写真撮影は禁止で、今回は後で参加者に写真が配られるそうです
今回、初めて中にカメラが入ったようで、皆さん気合いが入って、予定時間を倍以上上回って終了しました


1400年前に四天王寺を造営するときの大工が金剛さんで、いまでも宮大工を四天王寺の門前で営んでいます
世界最古の企業です
今、長保寺の文化財修理事業も、この金剛組が請け負っています
金剛組の相談役は金剛さん、1400年続く御家柄ですね
御年89歳、この方が今回の儀式の主人公です
徳川さんより古いね

金剛組の会社のビルの前で隊列をつくり、昔ながらの手水で清めて、行列して金堂に向かいます
金剛組の社員は、烏帽子直垂(からすえぼし、ひたたれ)姿です

大阪の街のコンクリートジャングルのど真ん中で、このような歴史が息づいているのです

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