2012/06/13

御霊殿(おたまや)の調度 2


藩主の位牌のある仏間の襖の引手です

参拝者から見える外側は平凡な彫金ですが、参拝者からは見えない藩主宮殿側の引き手は塗金仕上げになっています
わざわざ、普通は見えない側に意匠を凝らしています


襖の引手に注目してご覧ください
参拝者側の引手も、もう約350年前のものです



御霊殿上段仏間襖彫金引手(参拝者側)
江戸初期 長保寺御霊殿




御霊殿上段仏間襖塗金六葵紋彫金引手(藩主宮殿側) 
江戸初期 長保寺御霊殿
参拝者からは全く見ることができません


2012/06/12

御霊殿(おたまや)の調度 1

長保寺の御霊殿(寛文七(1667)年竣工 和歌山県指定文化財)では、建立当時の調度が、そのままの姿で今も使われています

御霊殿は一見、質素で剛健な佇まいですが、仔細に観察すると、非常に手の込んだ意匠が施されています
これ見よがしな派手な意匠ではなく、わかる人にはわかる、さりげなく、重厚な表現が随所に見られます




四葉七宝象嵌彫金釘隠 江戸初期 長保寺御霊殿







木陰のフクロウさん

  大河の畔の菩提樹の枝で、フクロウさんが静かに羽を休めながら、ゆっくりと言いました。 「難しい話は置いておいて、まずこれをやってみるといいよ。 そっと目を閉じて、この菩提樹の大きな幹に背中を預けているような、絶対的な安心感に身を委ねてごらん。 微笑む。    大河のきらめきと、...