2012/06/17

御霊殿(おたまや)の調度 6

欄間障子の格子です

「地獄組」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか

格子の桟が、全面にわたって、上下上下、下上下上と交互に編んであります
さらに、編みこんだ後で微かに面取りしています
交差するところは面取りがありません

一見なんの変哲もない障子ですが、これ以上無い技巧を凝らしています

もう345年たつ障子ですが、全く狂いがありません


紀伊徳川藩主御霊殿地獄組欄間障子

クリックして拡大してご覧になると、よくわかります



紀伊徳川藩主御霊殿地獄組欄間障子




2012/06/16

御霊殿(おたまや)の調度 5

長保寺の御霊殿の紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋に懸かっている幡です

御霊殿創建の時(1667)のものと考えられますから、もう345年前のものになります
若干の痛みがみられますが、紫外線が当たらない堂内のため、大変良好な保存状態です


紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋  織出三葵紋金襴和幡 彫金装飾懸金具



紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋 織出三葵紋金襴和幡




紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋  織出三葵紋金襴和幡  裏面
裏面も同じ金襴織の、手の込んだ仕上げです







紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋





2012/06/15

石榴の花




御霊殿(おたまや)の調度 4




薄暗いお堂の導師の席の上に天蓋があります
もともとは、インドで仏様の日傘でしたが、仏に日傘をさすと絶大な功徳があることから仏堂の中でも用いられるようになりました


紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋
江戸初期 長保寺御霊殿


暗くて、装飾はよく見えません


しかし、中にライトを当ててみると
真っ暗な天蓋の内側に・・・












紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋彫金 鳳笙を奏でる天女 藩主側(西)内部



紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋彫金 天華を散らす天女 北側内部



紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋彫金 竜笛を奏でる天女 東側内部



紀伊徳川藩主霊前仏間人天蓋彫金 鞨鼓を打つ天女 南側内部









2012/06/14

御霊殿(おたまや)の調度 3


御霊殿の藩主位牌宮殿前に置かれている香炉です
香炉の三方に葵葉が描かれています

紀伊徳川歴代藩主やご家族様が参拝の折に使われました
今もそのまま霊前で使われています




葵葉文様蓮台鋳鉄香炉
江戸初期 長保寺御霊殿


蓮台があることから、仏殿で使用するためのもので、座敷の床の間などで使用するもので無いことがわかる






木陰のフクロウさん

  大河の畔の菩提樹の枝で、フクロウさんが静かに羽を休めながら、ゆっくりと言いました。 「難しい話は置いておいて、まずこれをやってみるといいよ。 そっと目を閉じて、この菩提樹の大きな幹に背中を預けているような、絶対的な安心感に身を委ねてごらん。 微笑む。    大河のきらめきと、...